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176件の検索結果が見つかりました

ブログ記事(158)

  • 全自動無人運転APMが可能にする24時間運転 (アトランタ空港APM)   

    AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回とり上げる話題は、 全自動無人運転APMが可能にする 24時間運転 (アトランタ空港APM) です。 世界一の乗客数と離発着数を誇る 米国ジョージア州・アトランタ空港。 この巨大空港を24時間支えているのが、 全自動無人運転APM「スカイトレイン」 です。 全長2.4km、3駅を結ぶこの複線路線は、 日中は18時間シャトル運行を行い、 夜間は単線でオンデマンド運転を実施。 これにより、深夜でも移動手段を提供し ながら、もう一方の線路で保守点検を 行うことができます。 メンテナンスと運行を両立させるこの システムは、まさに無人運転ならではの 強みです。 三菱重工が機械設備一式を提供し、 以来15年間にわたって同社の CMS(クリスタルムーバーサービス)が 運行・保守を担当しています。 空港のメインターミナルと駐車場、 ホテル、レンタカー施設を24時間つなぐ ことで、アトランタ空港は 「眠らない空港」としての機能を維持 しています。 乗客が時間を気にせず移動できるのは、 全自動無人運転のAPMがあるからこそ。 未来の交通インフラの可能性を示すこの システム、今後さらに広がるでしょう。 次回のAGTブログもお楽しみに!

  • 立ったときも座ったときも快適な補助シート用袖仕切り

    通勤車両内に設置されている車椅子 スペース。実は近年、このスペースが より多くの人々にとって便利に使える よう進化していることをご存じですか? たとえば従来の「車椅子専用スペース」 が、現在は「ベビーカーでも使いやすい スペース」として活用されることが増え ています。この変化を象徴するのが、 ベビーカーの新しいピクトグラムや、 「ユーティリティスペース」、 「フリースペース」という呼び名です。 この工夫によって、小さなお子様連れの 保護者がベビーカーごと安心して電車に 乗れるようになりました。 そんな進化のひとつが、2020年に 登場したアストラム7000系の 「補助シート用袖仕切り」です。 この仕切りは、座席の背もたれとしても、 立ったまま体を預けるための支えとして も使える多機能デザインが特徴です。 例えば揺れる車内で立っているときでも、 この仕切りに腰を預ければ安定感抜群。 しかも、折りたたまれたシートを倒せば 快適な座席として使えるので、保護者の ニーズに柔軟に応えることができます。 この形状は、立っているときも座ってい るときも、どちらの姿勢でも快適さを追 求して設計されました。「立ながら子供 を抱っこしても両手が使えて便利」とい った声が聞こえてきます。 次回、アストラム7000系に乗った際は、 ぜひこのスペースの使い心地を試してみ てください。 次回のAGTブログもお楽しみに!

  • まちのシンボル、アストラムライン

    AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は まちのシンボル、アストラムライン です。 まちのシンボル、アストラムライン 広島市の中心を流れる太田川沿いに 設置されたアストラムラインは、 街のシンボルとして市民に親しまれて います。 アストラムラインの車両は、 窓から上が山吹色、窓から下が白く 塗り分けられています。  この配色は、太田川を泳ぐ魚をイメージ しており、広島の美しい自然環境を 反映しています。 原爆によって多くの方が命を落とした 広島市ですが、 太田川を泳ぐ魚たちはいち早く再生し、 市民にとって復興のシンボルとなりまし た。 この再生の象徴を取り入れたアストラム ラインは、広島市の再建と希望を表現し ています。 他のAGT路線に比べて、アストラム ラインを自分たちのまちのシンボルと 考える住民の割合が一番高いことが 調査で分かっています。 これは、アストラムラインが地域社会に 深く根付いている証拠です。 さらに、アストラムラインは都市交通 システムとしての機能性と、街の景観を 美しく彩る役割を両立させています。 アストラムラインは、日々の通勤、通学 の移動手段として利用されるだけでなく 、広島市の誇りとして、 市民の心に刻まれています。 次回のブログもお楽しみに!

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  • AGT研究所 | AGT-新交通システム

    The AGT Institute is a website designed to inform not only people involved in transportation but also the general public about the attractiveness and features of AGT (Automated Guideway Transit). AGT研究所は、 AGT(新交通システム)の魅力や特徴について、 交通関係者だけでなく広く一般の方にも知っていただくためのサイトです。 AGT の 魅力と 仕組みと 秘密のはなし AGTとは AGT(Automated Guideway Transit)は、 「新交通システム」とも呼ばれているゴムタイヤで走る中量輸送システムです。 日本では 10 のAGT路線 が毎日 50 万人以上を運んでいます。 10 路線のうち 6 路線が全自動無人運転で、4 路線が有人運転です。 ゴムタイヤ 全自動無人運転 低騒音、低振動 最小回転半径 30m アンカー 1 新着ブログ 消えたゆりかもめのプラグドア AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 消えたゆりかもめのプラグドア です。 皆さんは、乗っている電車のドアが 故障して開かなくなったら…と 想像したことがありますか? 日本の鉄道ではドアの信頼性が非常に... ゆりかもめ 6 時間前 読了時間: 2分 ブログ全文を読む 新着コラム №10 AGTの駅構造 2025/4/1 都市交通の効率化と快適性を追求するうえで、AGTの駅構造は重要な要素です。本コラムでは、AGTの駅構造に焦点を当て、その特徴と利点を解説します。 1.日本のAGTの駅構造  日本のAGTの多くの駅は、1階が道路の中央分離帯とその中に建てられた複数の柱、2階にコンコース、3階に島式のプラットホームを配置した3層構造になっています。 1981年に開業した日本で最初のAGTであるポートライナーから、ニュートラム、シーサイドライン、六甲ライナー、ゆりかもめ、日暮里・舎人ライナーの全ての全自動無人運転の路線が、この3層構造で島式プラットホームの駅を採用しています。  道路の中央に高架軌道を設けることが多いAGTは、駅も道路の中央に設置されます。 駅では道路の両側の歩道から利用者を一旦コンコース階に上げ、中央の改札口から更に上にあるプラットホームに上げる役割をコンコース階は果たしています。 そのため、AGTとコンコース階は、切ってもきれない関係にあると言えます。 コラム全文を読む コラム記事一覧を表示 掲載記事 日本鉄道施設協会誌8月号 シリーズ「鉄道施設インフラの海外展開」㉜ AGT・APMの海外展開の取り組み 2023/08/02 掲載記事を読む 記事一覧を表示

  • Agt研究所について | Agt研究所

    AGT研究所(AGT Institute)は、 AGT(新交通システム)の魅力や特徴について、 交通関係者だけでなく広く一般の方にも、 AGTにまつわるさまざまな話題をお伝えするブログと AGTの特徴について詳しくお伝えするコラムで、 知っていただくために設立された研究所です。 AGTに研究所ついて AGT研究所(AGT Institute)は、 交通関係者だけでなく、広く一般の方にAGTについて知っていただくために、 増川正久が主宰者となり設立した研究所です。 一般の方にAGTについて知って頂くために、 AGTにまつわるさまざまな話題をブログとして毎週発行します。 また、AGTの特徴についてお伝えするコラムを隔月発行します。 皆様からのAGTに関するご質問にも、できる限りお答えできればと考えています。

  • コラム_03 | AGT研究所

    AGTの特徴をコラム形式でご紹介するページです。 コラム_03では、車両長が短いため輸送量が少ないと思われがちなAGTですが、リニア地下鉄にも引けを取らない実態をご紹介しています。 AGTコラム AGTについて詳しくお伝えします コラム最新記事を表示 №03 AGTの輸送量についての意外な一面 2022/8/3 1回目のコラムで、AGTが属する専用軌道系システムの特徴についてお伝えしました。 2回目では、その専用軌道系システムの中で、AGTの際立った特徴として 最小半径30mが曲がれることの意味についてお伝えしました。 鉄道やモノレールに比べてAGTは車両長が短いため、輸送量が少ないというイメージがついて回ります。 今回のコラムでは、AGTの輸送量についての意外な一面についてご紹介します。 1.リニア地下鉄とAGT 鉄道の一種に、トンネル径が小さいので、トンネルの建設費が節約できるという特徴をもつリニア地下鉄というシステムがあります。(写真1) 仙台の東西線、 東京の大江戸線、 横浜のグリーンライン、 大阪の長堀鶴見緑地線、今里筋線、 神戸の海岸線、 福岡の七隈線がそれです。 そのリニア地下鉄とゆりかもめ7300系の車体幅は変わらないのです。 (写真2、3) ゆりかもめの第1世代は、それまでのAGT車両より一回り大きくなっていましたが、ゆりかもめの第2世代は、新型台車の採用、車体の大幅な軽量化等によって、リニア地下鉄並みの大きさの車両になりました。 (写真4,5) 2.2ドア車両の登場 ゆりかもめが1995年に運転を開始するまでのAGT車両は、車両長 8.0m、 車両幅 2.35m、ワンドアが標準仕様でした。 ゆりかもめは、車両長 8.5m、車両幅 2.5mと一回り大きくなり、ドア数も ツードアになって乗降時間が短縮され、輸送力がアップしました。 この形状は,ゆりかもめの次に開業した日暮里・舎人ライナーにも受け継がれました。 ところが日暮里・舎人ライナーは、沿線開発が想定を超えて急速に進み、混雑が酷い路線となっています。 列車の本数を増やし、混雑緩和の努力が続けられていますが、未だ解決には至っていません。 そのせいもあって、AGTは輸送力が低いシステムという論評が報道されたりします。 3.海外のAGT車両の大きさ 海外のAGTは、日本より10年早い1971年にAPM(Airport People Mover)として空港のメインターミナルとサテライトターミナルを結ぶ乗り物としてフロリダ州のタンパ空港で運行が始まりました。 (写真6) 話がそれますが、空港業界では、AGTのことをAPMと呼んで、都市交通のAGTと区別していますが、システムとしては同じものです。 空港のAPMは、飛行機から降りてきた大勢の乗客を一気に運ぶ必要があるため、輸送量は日本のAGTの約1.6倍あります。 その後、海外ではこの大きさの車体が都市内交通として適用されるようになり、海外での標準的な大きさとなりました。 このAPMの都市内交通の例として、シンガポールのブキットパンジャン線、センカンプンゴル線などがあります。(写真7、8) 日本でも三菱重工が車体長11.2m、車両幅2.8mのAGTを製作し、シンガポールのチャンギ空港はじめ世界7か国11空港にAPMを供給しています。 (写真9) 4.海外のAGT車両と丸の内線との比較 地下鉄丸の内線の車両は、車両長18m、車両幅2.78mで、6両編成ですが、三菱重工が製作した海外向けAGT車両も車両幅が2.8mあり、8両編成にすると丸の内線の編成と同じ輸送力があることになります。 車両長さが11.2mでは、最小カーブ30mを曲がれないのではとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、車体が大きくなっても最小カーブ30mが曲がれるように設計されていますのでAGTの最大の特徴はキープされています。 丸の内線は、1日に約100万人の利用者がありますが、海外標準寸法のAGTは、丸の内線のような大量輸送の路線にも適用が可能なシステムと言えます。 5.まとめ 公益社団法人日本交通計画協会が2020年に制作した海外向けAGTのパンフレット(国土交通省監修)では、 (図1) AGTの車体の大きさを3タイプに分類し、 大型AGTをタイプA、 中型のツードアAGTをタイプB、 中型のワンドアAGTをタイプC として紹介しています。 Aタイプは1日の利用者が25万人前後、 Bタイプは15万人前後、 Cタイプは10万人前後 の路線で最も経済的に運行できる都市内交通システムとして推奨しています。 (図2) このようにAGTは、中量輸送だけでなく大量輸送にも適用できるフレキシブルなシステムなのです。 コラム一覧へ戻る

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