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190件の検索結果が見つかりました
- AGTの新しい眺望ポイント
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 AGTの新しい眺望ポイント です。 全自動無人運転の AGT の運転席は、 乗客が座れるようになっているので、 カップルや親子連れに人気です。 ニューシャトルやアストラムラインは、 運転室付きの有人運転のAGTなので、 運転席に座ることはできませんが、 仕切りのガラス越しに前方の眺望を 楽しむことができます。 その代り、ニューシャトルの2020系や アストラムラインの7000系では、 乗降ドアの窓が、上半分だけでなく、 床近くまで開いていますので、 幼児でも立ったまま外の景色を楽しむ ことができます。 ロングシートの座席に立膝をして 外を見るのが幼児の定番スタイルでしたが、 この2つのAGT車両の出現によって、 ベビーカーに乗ったままや床に立ったまま 乗降ドアの窓から外を流れる景色を見る という新しい定番スタイルが生まれました。
- 脚の投げ出しを防ぐシート
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 脚の投げ出しを防ぐシート です。 昔に比べ、通勤車両内で脚を組んだり、 投げ出したりする人が少なくなった ように感じませんか。 利用者のマナーがよくなったことに加え、 シートの形状がよくなったことも 要因の一つとして考えられます。 個々のシートの独立性が明確に なるようなデザインによって、 与えられたスペースからはみ出すような 座り方がしにくくなる効果が 生まれたのだろうと思います。 それでも、通路側へ脚を投げ出す人が います。 それを抑止するために、ゆりかもめ 7300系のシートは、座面の前縁を 尾骶骨の方より少し高く設定しています。 それによって、脚を投げ出すと 踵が浮くようになるため、 自然に踵を引く行儀のよい座り方になる という仕掛けです。 座面の微妙な角度設定によって、 座る人の踵の位置を変えることが できるって、凄くないですか。
- 中量輸送システムとは
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 中量輸送システムとは です。 大きさを表す表現で、わたしたちに 最も身近なのは、 Sサイズ、Mサイズ、Lサイズでしょう。 量を表すなら大、中、小ですね。 鉄道が大量輸送システムと呼ばれている のに対し、 AGT は中量輸送システムと呼ばれ、 バスでは少なすぎるが鉄道では多すぎる という範囲の輸送量を受け持っています。 中量輸送システムには、AGT以外に モノレールやLRTがあります。 日本における毎日のAGT利用者は、 規模の小さいユーカリが丘線と 西武山口線を除いた8路線合計で 約50万人です。 1路線当たり平均約6.3万人の利用者が 毎日AGTを利用しています。 最も利用者の多い路線は、 ゆりかもめで1日12万人です。 利用者が6万人前後の路線を 鉄道で運用すると多くの経費がかかり、 黒字運営が難しくなります。 バスですと6万人も運べません。 モノレールやLRTに比べAGTは、 運転士なしに輸送需要を満たすことが できる点が特長です。 備考 スケッチは、ポートライナー2000型の イメージです。
- 丸か四角か三角か?
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 丸か四角か三角か? です。 吊り手の握り部分の形状は、 昔は丸が一般的でした。 関西圏では、今でも丸が多いようですが、 関東圏では三角形が主流となり、 なかには長方形もあります。 いずれも、丸よりは長時間握っていても 手が痛くならず、私は好きですが 皆さんはいかがでしょうか。 混雑が酷くなると 座席前の立席の後ろに もう一列立席が出来ますが、 そこには、掴まって体を保持する ところがありません。 とっさの時に前の人の肩越しに 掴めるようにしたのが、 二等辺三角形の吊り手です。 四角形も複数の乗客が同時に掴め るようにという発想だと思います。 満員電車が大きく揺れた時に、 一つの吊り手を複数の人と シェアするという発想は、 困ったときは相身互いという 日本人の昔からの互助精神を デザインしたものなのかもしれません。 備考 スケッチの右の吊り手はアストラム 6000系、中はアストラム7000系 です。
- AGTの運転席は何のため?
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 AGT の運転席は何のため? です。 自動車の世界では、自動運転の開発が 急ピッチで進められていますが、 AGT は40年も前から自動運転が 行われています。 AGT の軌道には、車も人も 入り込めないようになっているので、 そんな昔から自動化が可能でした。 日本に10ある AGT の路線の中で、 古い順に ポートライナー、 ニュートラム、 シーサイドライン、 六甲ライナー、 ゆりかもめ、 日暮里・舎人ライナー の 6 路線が、全自動無人運転の AGT です。 どの路線も無人運転でありながら、 先頭部に運転席が設置されています。 通常、運転席の運転操作パネルは 蓋をされ、乗客が操作できないように なっているので、 乗客は自由に運転席に座って 他の電車では味わえない景色を 楽しむことが出来ます。 全自動無人運転の AGT の運転席は、 自動運転システムに不具合があった場合に 係員が乗り込んで手動運転をしたり、 車両基地のなかの手動運転区間を 運転したりするために設けられています。 日本のAGTは、運転士が運転感覚を忘れないように 1日のうち何便かは、運転席に座って 手動運転をしています。 このやり方は、 海外のAGTでは見られない 日本独特のスタイルです。 備考 スケッチは、ゆりかもめ7300系の運転席を ベースにしたイメージです。
- 「やさしい」背もたれ
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 「やさしい」背もたれ です。 車椅子スペースとして始まった 通勤車両内のスペースを 積極的にベビーカースペース として使ってもらえるよう、 車椅子のピクトグラムが ベビーカーを組み合わせたピクトに 変わり、スペースの呼び名も ユーティリティスペースや フリースペースになっているのを ご存じでしたでしょうか。 このようなスペースがあると、 ベビーカーごと電車に乗って 移動しやすくなりますね。 2020年3月にデビューした アストラム7000系は、 ベビーカーの保護者のために ユーティリティスペースと 座席の間の仕切りを、 保護者の腰を支える背もたれ形状にして 電車が揺れても、しっかりと 保護者を支えることができるように なっています。 このような「やさしさ」が 感じられるデザインが、 他の路線にも採用が広がると いいなと思います。
- より快適な座り心地を
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回とり上げる話題は、 より快適な座り心地を です。 最近のオフィスチェアの背もたれは、 高さが肩まであるものが一般的です。 一方、通勤車両のシートの 背もたれの高さは、 背中の半分ぐらいの高さしかないものが ほとんどです。 自動車のシートの背もたれの高さも 肩までありますが、 通勤車両が、背中の半分しかない 背もたれを採用している理由は 何故でしょうか。 通勤車両は、多くの人が乗り込む 閉鎖空間ですので、 少しでも窓を大きくして 閉塞感を緩和するため、 背もたれの高さを 体を保持するぎりぎりの高さに 抑えているのだそうです しかし、今や、座っている人も、 つり革を持って立っている人も、 スマホを見続けている人が ほとんどです。 ですから、通勤電車の背もたれも オフィスチェアや 自動車のシートのように 肩までの高さにして、 より快適な座り心地を 利用者に提供したいという思いが ゆりかもめや、アストラムの第2世代 AGT のシートには込められています。
- AGTの有人運転は世界的にも珍しい
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回取り上げる話題は、 AGTの有人運転は世界的にも珍しい です。 日本で3番目のAGTである ユーカリが丘線は、 その前年に開業した ポートライナーとニュートラムが 全自動無人運転だったのに対し、 鉄道車両のように運転士が操作する 有人の AGTです。 日本にはそのほかにも ニューシャトル、 レオライナー、 アストラムライン の合計4路線が有人運転の AGTです。 有人運転のAGTは、 日本だけの世界的にも珍しいシステムです。 アストラムラインは、地下区間があるため、トンネル火災が発生した際に 車内に乗客の誘導員が必要という理由で 有人運転になっていますが、 ユーカリが丘、ニューシャトル、 レオライナーは、路線の建設費を できるだけ低く抑えるために、 自動運転に必要な設備を削減した結果、 有人運転になっています。 とは言っても、ATS/ATCが設置 されていますので安心です。 鉄道全体で運転士の確保が だんだん難しくなってきていますので、 有人運転のAGTも、ゆくゆくは 無人運転化される日がくるのでは ないでしょうか。
- AGTの先輩格、モノレール
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGT にまつわる さまざまなお話をしています。 今回取り上げる話題は、 AGTの先輩格、モノレール です。 以前のブログ 「 AGT は跨座型モノレール?」 をお読みになって、乗客にとって AGT もモノレールも同じではないかと 思われた方もいらっしゃったかと思い ます。 AGT は、モノレールと同じく ゴムタイヤ車輪を使う乗り物なので、 海外では、AGT をモノレールと呼ぶ 国もあります。 ゆりかもめに乗りこんで、お子さ んに「これが跨座型モノレールよ」 と説明されたお母さんがいても 無理はないのかもしれません。 世界的に知名度の高いモノレール に対し、遅れて世の中に出てきた AGT の知名度は、残念ながら モノレールほどではないのが実情です。 このブログでは、 そんなモノレールとの違いも 話題の一つとして取り上げ、 AGT独自の特徴を お伝えしていきたいと考えています。 備考 スケッチは1970年の大阪万博に 登場したモノレールです。
- 座席下の有効活用で混雑緩和
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回取り上げる話題は、 座席下の有効利用で混雑緩和 です。 神戸のポートアイランドで 最初のAGTが走り始めてから、 40年が経ちました。 日本に10路線あるAGT路線は、 2路線を除き、第2世代の車両への 更新が進んでいます。 鉄道車両に比べAGT車両は 車両長が短いため、 床下に機器を取り付けるスペースが 十分にとれないというハンデが あります。 そのため、第1世代のAGT車両では、 床下に収まりきれない機器を、 車内の座席下のスペースに収納して いました。 第2世代のAGT車両は、 座席下に配置した機器を 車端の機器箱に移し、 座席の下に荷物が置けるようにしたものが 主流になっています。 また、第1世代の車両には無かった荷棚も標準装備されるようになりました。 このような工夫により AGTの第2世代車両は、 通学生が持ち込む大きなリュックや スポーツバッグを座席下や荷棚に置くことで 車内の混雑を緩和しています。
- AGTは跨座型モノレール?
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回取り上げる話題は、 AGTは跨座型モノレール? です。 このブログを読んで下さるあなたは、 今回のタイトルを見て 何を変な話を! とお思いになったかもしれませんが、 AGTって何? 新交通システムって何? モノレールとどこが違うの? と疑問に思っておられる方も 結構多いのではないでしょうか。 私が、ゆりかもめに乗って移動中に、 お子さんを連れた女性が乗ってこられて、 「〇〇ちゃん、これが跨座型モノレールよ」 と言うのを聞いたことがありました。 それを聞いてから、ずっと どうしたらAGTの正しい姿を多くの人々に 知って頂くことができるだろうかと 考え続けてきました。 その結果、 今回あなたが読んで下さっている このブログという形で AGTにまつわる話を始めました。 あなたの経験されたAGTにまつわる 疑問やお話を聞かせて頂けたら 嬉しく思います。
- 吊り手の高さは何種類?
AGTブログへ、ようこそ。 このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。 今回取り上げる話題は、 吊り手の高さは何種類? です。 立席乗客の安全を確保するため バスでは、ジャンルジムのように 縦の握り棒を林立させていますが、 通勤電車は、ずらっと吊り手が並 んでいるといった違いがあります。 その吊り手の高さは、 ドアの前と座席の前で異なることは ご存じだと思います。 ドアの前の吊り手は、 乗降の際、頭に当たらないように かなり高い位置にセットされています。 優先席の前の吊り手の高さが、 一般席の前の吊り手より 低くセットされている車両もあります。 ゆりかもめ7300系は、 一般席の前に8本の吊り手が 並んでいますが、真ん中の4本は、 両端の4本より低くセットされていて、 自分の身長に合った方を選べるように なっています。 今度通勤電車に乗られたときに、 何種類の高さの吊り手があるか 数えてみてはいかがでしょうか。 鉄道会社によって、 考え方に違いがあることに 気づかれると思います。











