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AGT車両が軽い理由とそれがもたらすメリット

  • agtinstitute21
  • 2023年6月2日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月22日


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AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

AGT車両が軽い理由とそれがもたらす メリット です。



AGTは、ゴムタイヤの車輪を使うので、 4本のゴムタイヤで満員の乗客と車体を 支える必要があります。 そのため鉄道車両に比べて車両長を短く して全体重量がタイヤの許容値以内に収 まるように計画されています。


一方、鉄道車両は、踏切でトラックと 衝突しても運転士と乗客が受ける ダメージを最小にするために、車体の 前面を頑丈に補強していますので、 その分、重量が重くなります。


それに対しAGTは、無人運転を行うため に踏切がないことが前提のシステムとな っています。


そのため、鉄道車両のようにトラックや 自動車との衝突を考慮する必要がなく、 その分車体を軽く作ることができていま す。


また、車体の長さが鉄道車両の半分程度 しかないので、満員の乗客が乗った際の 車両中央のたわみ量を抑えるための補強 が鉄道車両ほどにはいらないという点も 軽量化に寄与しています。

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車体の断面の大きさがゆりかもめとほぼ 同じリニア地下鉄の車両重量は 約25トン/16.5mあるのに対し、 ゆりかもめは約11トン/8.5mです。

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単位長さで比較するとAGTは鉄道車両に 比べ約15%軽いことがわかります。


ラッシュ時間帯以外の乗客の少ない 時間帯では、車体の重量が消費電力量に 大きく影響します。 車体の軽いAGTはリニア地下鉄などの 都市の鉄道路線に比べ消費電力が少なく てすむという特徴があります。

 
 
 

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