モケットからトリコットに変えて輸送力アップ
- agtinstitute21
- 2023年11月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年11月30日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
モケットからトリコットに変えて輸送力 アップ
です。
皆さんは、モケットとかトリコットとか の生地の名前をご存じでしたか。
自動車の座席の表皮には一般的に しなやかで吸湿性に優れたトリコット生 地が使われています。
それに対し、電車の座席の表皮には、 長い間、モケット生地が使われて きました。
モケット生地は、毛足が長く、 耐久性に優れているので、 頻繁に座ったり立ったりが繰り返される 電車や路線バスのシート用表皮として 使われています。
ゆりかもめ7300系は、 コミケなどイベント開催時の輸送力の 確保に対応するため、車両の軽量化に
ついて様々な取り組みがなされました。
座席の表皮についても毛足が長く、
重量のあるモケットから軽量の トリコットに変更されました。

1シート当たりの軽量化は僅かでも、 20席以上となると、1両当たり約50㎏ 車両が軽くなり、1編成で約5人の 輸送力のアップにつながります。
トリコット生地の採用によるシートの 軽量化は、更に輸送力の要求のシビアな 日暮里・舎人ライナーの330形に受け 継がれ、混雑緩和に役立っています。

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