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198件の検索結果が見つかりました
- BRTとAGT
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は BRTとAGT です。 BRTは交通渋滞に悩む都市において 低予算、短期間で導入できる対策として 世界各地で導入されています。 ブラジルのサンパウロ郊外にある都市 クリチーバで1974年に導入され、 瞬く間に世界各地に広がりました。 ペルーの首都ボゴタのBRTも 大規模システムとして有名です。 東京でもゆりかもめの豊洲から新橋方面 への延伸の代わりにBRTが導入されてい ます。 BRTは連接バスを用いることで 普通のバスの約2倍の輸送力を持ち、 一般道と仕切られた専用レーンを設ける ことで渋滞に巻き込まれずに定時性を 確保できる点が特長です。 しかし、都市の発展と共に輸送需要が 高まりBRTの輸送能力が限界に達し、 定時性や速達性が崩れてしまっている 例も少なくありません。 そのような都市がBRTから地下鉄に転換 するには、莫大な費用が掛かります。 AGTは地下鉄に比べ半分ほどの費用で 建設でき、安全性、速達性、定時性は 地下鉄と同等なシステムです。 BRTの輸送力や定時性が限界に達してい る都市では、地下鉄の代わりにAGT導入 の検討をしているケースも出てきていま す。
- ブルーリボン賞・ローレル賞候補になったAGT車両
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は ブルーリボン賞・ローレル賞候補に なったAGT車両 です。 毎年鉄道友の会によって選定される ブルーリボン賞・ローレル賞は 鉄道事業者や車両メーカーにとって 名誉ある賞です。 会員の“推し車両”が受賞するか 否かは、鉄道ファンの恒例の楽しみ でしょう。 2015年には、ゆりかもめ7300系が 候補車両としてノミネートされました。1999年にゆりかもめ7200系がAGTと して初めてノミネートされて以来16年 ぶりの快挙です。 翌年の2016年にも日暮里・舎人ライナ ー330形がノミネートされました。 AGTとして2年続けての快挙です。 ゆりかもめ7300系 ゆりかもめ7200系 日暮里・舎人ライナー330形 残念ながらいずれも受賞に至りません でしたが、AGTが1981年に運行開始 してから18年後に、第一世代のAGTの 完成形としてゆりかもめ7200系が評価 されました。 さらに16年を経て第2世代AGTの代表と してゆりかもめ7300系と日暮里・舎人 ライナー330形が評価されました。 AGTが生まれて今年で43年になります が、その足跡を記録するものとして ブルーリボン賞・ローレル賞の ノミネートはとても重要な出来事だと 考えています。
- 2色から成る日暮里・舎人ライナーのラインカラー
AGTブログの増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 2色から成る日暮里・舎人ライナーの ラインカラー です。 電車に乗る際、路線特有の色分けが されていると、不慣れな路線でも 安心して乗ることができます。 山手線の黄緑、中央線のオレンジ、 総武線の黄色、京浜東北線の水色 などがその代表です。 東京メトロも色分けされているからこそ 、あの複雑な路線を追うことができます。 東京都交通局の日暮里・舎人ライナーの 路線図は、ラインカラーがマゼンダと グリーンの2色から成っていて、 単色が基本となっているラインカラーに あって珍しい存在です。 (出典:東京都交通局のホームページ) 2015年から営業運転を開始した330形 は、エクステリアだけでなく車内も 一般席をグリーンに、優先席をマゼンダ にして利用者にラインカラーの浸透を はかっています。
- 次世代AGTの提案 その2
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 次世代AGTの提案 その2 です。 国内のAGT10路線のうち、 ユーカリが丘線、ニューシャトル、 レオライナー、アストラムの4路線が マニュアル運転です。 地上区間の多いレオライナーとユーカリ が丘線は、フェンスを乗り越えて軌道 侵入ができてしまいますので、 軌道への侵入者を監視するために 運転士の省略はできませんが、 全線高架のニューシャトルは、 ホームドアを取り付けることで、 全自動無人運転化が可能です。 アストラムは、開業当初から プラットホームドアが設置されていま すが地下区間があるので、火災時の 誘導員を兼ねた運転士を省略することが できません。ですが、白島駅から終点の 広域公園前駅までの全長の88%を占め る高架区間を無人運転化することは可能 です。 愛知県のリニモでは地下区間だけに 運転士が搭乗し、それ以外は無人運転 という運行が行われています。 ニューシャトル、アストラムとも将来の 運転士不足、利用者の減少に備え、 約20年後の第三世代の車両導入の際は 無人運転化の検討が必要になると思われ ます。
- 日本のAGT標準
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 日本のAGT標準 です。 1981年に日本で最初のAGTが 川崎重工によってポートアイランドで 運行を始めた10年ほど前、 車両メーカー各社でそれぞれ異なった タイプのAGT試作車が製作され、 試験走行が盛んに行われました。 二番目に大阪の南港で運行を開始した ニュートラムは、新潟鉄工所が製作しま したが、ポートライナーとは異なった 分岐方式でした。 さらに三番目に運行を開始した ユーカリが丘線は、案内方式自体が 先行の2路線のサイドガイド方式とは 異なるセンターガイド方式という具合 でした。 AGTは、都市内の交通を鉄道より少ない 費用で建設することを目的に考案された システムでしたので、 車両メーカーごとに仕様が異なって タコツボ化が進むと、AGTシステム全体 がコスト高になる恐れがありました。 そこで、日本交通計画協会が国土交通省 の支援を受けて1985年にAGTの標準化 を行いました。 ポートライナーのような100両以上も ある規模の大きな路線では、 現在も車両製造を引き受けるメーカー がありますが、ユーカリが丘のような 規模の小さな路線では、 車両をつくるメーカーが40年以上も たつといなくなるという問題が生じて います。 標準が発表された後に製作された シーサイドライン、六甲ライナー、 ゆりかもめ、アストラム、日暮里・ 舎人ライナーの車両は、図面を融通し 合ってAGT車両メーカー5社のどこでも 製作することが可能になりました。
- 全自動無人運転とプラットホームドア
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 全自動無人運転とプラットホームドア です。 将来の運転士不足や人口減少による 利用者の減少が予想されますが、 沿線住民の利便性を確保するために 全線高架となっていて有人運転の AGT路線は無人運転化を進める必要が あるでしょう。 ニューシャトルは、全線高架で 有人運転のAGTです。 無人運転化を進めるにあたって、 駅にプラットホームドアを設置す る必要があります。 日本では、ホームからの転落事故の 6割が酔客という統計があるそうです。 海外では、全自動無人運転でも プラットホームドアがない路線が あります。 シンガポールのセンカンプンゴルLRTや ロンドンのドックランド線は、 全自動無人運転でもプラットホームドア 無しで運行されています。 外国人に比べ、アルコールに弱く 酔客の転落、接触事故の多い日本の事情 を考えると、全自動無人運転化には、 少なくとも一般的な1.1m高さの ハーフハイトプラットホームドアが 必要になるでしょう。
- 次世代AGTの提案 その1
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 次世代AGTの提案 その1 です。 国内のAGTは、電車をベースにした 3両編成が1路線、4両編が3路線、 5両編成が2路線、6両編成が4路線 となっています。 それに対し、海外のAGTは、 バスをベースとした空港向けAPMを 流用したものが多く、 単車またはマリッドペアと呼ばれる 固定の2両編成を基本構成として輸送 需要に応じて車両数を増減させて運行 するのが一般的です。 (マリッドペア構造のマカオのAGT) 今後、都市でも人口減少が進み、 利用者が減って公共交通の財政が 厳しくなることが予想されますが、 反対に高齢化社会における公共交通の 役割はますます重要になってきます。 そのため、約20年後にくる国内の 次世代のAGTは、海外のAGTの運用形態 を応用し、 6両編成の路線は3両編成を、 4両編成の路線は2両編成を基本構成と して、ラッシュ時は二つ繋げて 6両編成や4両編成とすることで 運行・保守費用を低減し、 路線の採算をキープし、持続可能性を 高めることを考える必要があるように 思います。
- AGTの車両長はなぜ短い?
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は、 AGTの車両長はなぜ短い? です。 AGTは、戦後の高度成長に伴って酷さを 増した道路の渋滞対策として考案された システムです。 AGTの高架軌道は、自動車道路の 中央分離帯に柱を立てて、その上に 高架橋を載せてつくります。 渋滞する道路の車線を減らさず、 道路の上の空間を有効に利用するという コンセプトです。 自動車道の交差点で軌道の向きを90度 変えるには、軌道のカーブの曲率半径を 30mより小さくする必要があります。 30mより大きくなると、軌道の内側が 交差点周りの敷地内に入り込み、 建物に影響が出てしまいます。 そのため、AGTの車両は、 最小回転半径30mを曲がれるように 車両の長さを8.5m以下に抑えています。 日暮里・舎人ライナーの日暮里駅 出入り口付近、ポートライナーの 三宮駅出入り口付近に半径30mカーブの 軌道を見ることができます。 二つの写真からわかるように、 どちらも交差点上の高架軌道の内側に 大きなビルが建っています。 カーブ半径が30mより大きくなると、 ビルの位置を後ろにセットバックさせる 必要が出てきます。 AGTは車両の長さを短くすることで、 建物に影響を与えずに道路上に路線を 建設できるようにしたシステムなのです。
- 私の好きなAGTの橋
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 私の好きなAGTの橋 です。 東京お台場のシンボル、レインボー ブリッジは、日の出桟橋や芝浦桟橋の 東京湾フェリーターミナルと お台場周辺のアミューズメントエリアを 結ぶ道路とAGTの併用橋として有名です。 六甲ライナーの六甲大橋も道路とAGTの 併用橋ですが、ゆりかもめの軌道は、 両サイドに一般道、上方に首都高速道を従え、レインボーブリッジのセンター的 存在感を主張しているのに対し、 六甲ライナーの軌道は上下2段の道路の 上の段の両脇に欄干のように取りついて います。 日暮里・舎人ライナーの軌道は、 荒川を渡る区間で道路橋の扇大橋が 土手沿いを走る首都高速中央環状線の 下をくぐっているのに対し、 AGT軌道は急勾配に強いAGTの特長を 生かし専用橋が首都高速を跨ぐように 建設されています。 3つの大橋以外に自動車道とAGT軌道を 別個に設けたポートライナーのポート ピア大橋がありますが、私には 六甲大橋が最もAGTの軽量軌道の特長を 生かした構造として好きです。 この先、どこかで六甲大橋と同じ構造の 橋が現れてほしいと願っています。
- AGT車両の共通化
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は AGT車両の共通化 です。 1983年に新交通システムの標準が 制定されましたが、それ以前の ポートライナーとユーカリが丘線は、 分岐構造が標準のシステムと異なって いるので標準車両が導入しにくくなって います。 標準制定後にできた車両は共通化 ができたはずですが、実際は そうなっていません。 共通化はメーカー、事業者双方にとって メリットが大きく、利用者にもよい 影響は及びます。 ゆりかもめと日暮里・舎人ライナーは、 ツードア同士でほぼ似た仕様になって いますが、車両数が6両と5両と異なり、 共有化しようとするとプラットホームや 信号の改修が必要になります。 ニュートラムと六甲ライナーは ワンドア4両編成、全自動、交流き電 なので共通化が可能です。 現在、第2世代車両への入れ替えが 進んでいますが、約20年後には 第3世代の車両への置き入れ替えが 始まります。 そろそろAGT車両の共通化についても 検討する時期にきているように思います。 車両を共通化してもラッピングによって 外観の独自性を表現することは十分可能 です。 共通化の推進は、日本のAGTシステムの 国際競争力の向上にもつながります。
- ドアツードアで運ばれるAGT
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は ドアツードアで運ばれるAGT です。 国内のAGTの製造工場は、 広島県三原市、 新潟県北蒲原郡、 兵庫県神戸市、神奈川県横浜市、 愛知県名古屋市 の5か所にあり、 そこから関東、近畿、中国地方の路線に 車両が輸送されます 。 日本のAGTの長さは、長いものでも 8.5mと短いため、トレーラーに載せて 工場から各路線の車両基地まで ドアツードアで輸送されます。 輸送ルートは山陽高速、名神高速、 東名高速、関越自動車道などの 高速道路と一般道を組み合わせて 行われます。 トレーラーは、街で見かけるコン テナを運ぶトレーラーとは異なり、 車両がダメージを受けないように 機械装置を運ぶための空気バネつきの 特殊トレーラーを用います。 積み込むときは、トレーラーが 車両工場の中に入り込み、工場の 天井クレーンを使ってトレーラーに載せ、 降ろすときもトレーラーが車両基地に 入り込み、基地の天井クレーンを使って 降ろします。 ドアツードアというより宅急便でいう ところの玄関内で荷物を引取り、 宛先の玄関内でお渡しするといった方が 近いやり方です。
- 群を抜いたAGT高架軌道のスッキリ度
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は、 群を抜いたAGT高架軌道のスッキリ度 です。 AGT の高架軌道には鉄道の高架軌道に 見られるような、架線とそれを支える 電柱がありません。 AGTの場合、車両の床下にパンタグラフ があり、これで第三軌条と呼ばれる低い 位置に設けられた架線から電気を取り込 みます。 鉄道の高架軌道には、レールの下に、 枕木と騒音、振動を軽減するバラストや スラブを敷き詰めますのでかなりの重量 になり、高架軌道を支える柱のピッチも15m前後と狭く、高架下はどうしても暗 くなりがちです。 それに対し、AGTはゴムタイヤで走行す るので、特別な騒音、振動対策が不要で 、コンクリートの走行路だけですむので 高架桁は軽くできます。 そのため、高架桁を支える柱のピッチも 鉄道の倍の 30 メートルと広くなるので、鉄道より高架下のスッキリ度が上がります。 上:ゆりかもめ高架軌道 下:高架の自動車道 また、高架の自動車道と比べても、 AGT の軌道には防音フェンスや照明 ポールがありませんので、見た目も かなりすっきりしています。 都会のビルの間をぬうように走るAGT の 高架軌道は、鉄道や高速道路の高架軌道 に比べ群を抜いたスッキリ度で都会らし さの演出をサポートしています。











