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- 残念な日暮里・舎人ライナーの5両編成
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 残念な日暮里・舎人ライ ナーの5両編成 です。 日本で最初の AGTであるポートライナー は、6両編成で運行を開始しました。 その後のAGTの車両数を見ますと、 6両編成が4路線、 4両編成が4路線です。 シーサイドラインと日暮里・舎人 ライナーの 2路線が5両編成です。 ゆりかもめと日暮里・舎人ライナーは、 車両幅を 2.4mから2.58mへ、 長さを8mから8.5mに拡大し ドア数もワンドアからツードアにして 輸送量の増大を図った車両です。 実際、ゆりかもめは1日の利用者が 12万人を超え、日暮里・舎人ライナー も9万人を超えて増え続けています。 日暮里・舎人ライナーはゆりかもめと 同じ輸送力増強車両でありながら、 ゆりかもめより1両少ない5両編成と なっています。 需要予測からの判断でしょうが、 ゆりかもめと同じ6両編成にしていれば、 現在のような酷い混雑にはなっていなか ったかもしれません。
- AGTと相性のよい第三軌条
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は AGTと相性のよい第三軌条 です。 AGT路線の外観上の特長として 架線とそれを支える電柱がないことが あげられます。 AGTのパンタグラフは、車両の床下に あります。 電線自体は、架空電車線方式の ワイヤーではなく、板状の架線が使 われていており、このシステムを 第三軌条方式と呼んでいます。 第三軌条方式は、銀座線や丸の内線 など創成期の地下鉄でも使われていま す。 プラットホームから転落した場合、 感電の危険性がありましたが、 この 2路線では優先的にプラット ホームドアが設置されその危険性は 低下しました。 全自動無人運転の AGTは、当初から 天井まであるプラットホームドアで 軌道と仕切られ、軌道に人間が入り 込めないようになっていますので、 第三軌条方式はAGTのためにある といっても過言ではないほど 相性がよいシステムです。 システムで故障が発生し、乗客が 軌道に降りて最寄りの駅まで歩いて 移動する場合は、先頭車の前面にある 非常扉を開くと、非常発報という 無線システムによって自動的に 第三軌条の電源が落ちるようになって いて安全です。
- リラックスできるシートの条件として重要なのはトルソー角と両肩をホールドする背もたれの高さ
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は リラックスできるシートの条件として 重要なのはトルソー角と両肩をホールド する背もたれの高さ です。 リラックスできる椅子の条件として、 形状やクッションの硬さなどいろいろな 要素が考えられますが、 背もたれの角度の影響が大きいことを ご存じでしょうか。 最近のオフィスチェアの背もたれは、 任意の角度にセットできるようになって いるものが普通です。 あなたは、背もたれを何度にセットして 使っておられますか。 背もたれの角度をトルソー角といいます が、15度を境に大きく体重の分布が変わ ってきます。 15度未満の角度ですと、ほとんどの 体重が座面にかかります。 15度以上傾けると、背もたれに上体の 体重が分散され、座面にかかる体重が 軽減されます。 15度未満のシートでは、 上体の揺れを腹筋や背筋が常に緊張した り緩んだりして動き続けますが、 15度以上のシートでは背もたれが上体を サポートしますので、腹筋や背筋を リラックスさせることができます。 さらに背もたれの高さを肩まで伸ばし、 両肩をしっかり受けるようにすることで 、上体の左右の揺れを止めリラックスを より完璧なものにしています。 AGTのゆりかもめ、ニューシャトル 2020系、日暮里・舎人ライナー330形、 アストラムライン7000系のシートは どれもトルソー角15度で背もたれの高さ が肩まであるシートが採用され、 通勤車両の快適性の向上が図られていま す。
- AGTは四輪操舵システム
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は AGTは四輪操舵システム です。 自動車の後輪は、前輪のように操舵され ずに固定されていますが、 前輪だけでなく後輪も操舵される 四輪操舵システムというのがあります。 日本でも1980年代に多くのメーカー から発売されましたが、 現在はほとんど見かけませんが、 最近また海外の高級車で採用が増えて きているようです。 自動車の場合、後輪の操舵角はほんの わずかで、あくまでも走行性能を向上さ せるためのものですが、 AGT は前輪と後輪が同じ角度で 反対方向に操舵される四輪操舵システム が誕生当初から採用されています。 自動車の場合、バックで高速走行する ことはありませんが、AGTでは往きも 返りも同じ速度で走りますので、 前後輪が同じ角度に操舵される四輪操舵 は必須です。 第1世代の AGT の四輪操舵システムは、 リンク方式が中心でしたが、 現在は車体の左右の動きが小さく車体幅 を広くできるボギー方式が主流になって います。 さらにボギー方式はリンク方式に比べ 部品点数が少なく、信頼性の向上にも 役立っています。
- 高速道路と共存するAGT
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 高速道路と共存するAGT です。 以前、東北新幹線の軌道構造物を 利用したニューシャトルをご紹介 しました。 今回は、高速道路の橋脚を利用する ニュートラムについてご紹介します。 ニュートラムは、終点のコスモスクエア 駅を除き、全線高架のAGTです。 そこでは、南港東駅、フェリー ターミナル駅、ポートタウン東駅の 3駅分の軌道が阪神高速4号湾岸線の下 を通っています。 高速道路を支える橋脚はニュートラムの 軌道も同時に支えています。 1981年に日本で2番目のAGT路線とし て開業したニュートラムと 1983年に開業したニューシャトルは、 どちらもAGTの軌道を支えることを前提 に新幹線や高速道路の主要構造物の設計 が行われています。 新幹線や高速道路の軌道は、地元の住民 に直接的なメリットをもたらすものでは ありませんが、AGTという公共交通が 同時に敷設されることで地元に大きな メリットをもたらしています。 AGTと新幹線、高速道路が共存する構造 は、過密化する世界の都市問題の解決 事例として、おおいに参考になると考え ます。
- 沿線のプライバシーを守る
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 沿線のプライバシーを守る です。 電車に乗って外を眺めていると、 沿線のマンションのベランダの洗濯物が 目に入ることがあります。 一瞬の出来事ですが、 見られる方からすると、 気持ちがよくないでしょうね。 AGTの六甲ライナーは、 南魚崎駅から住吉駅にかけて、 マンションに面する側の車両の窓が 瞬間に曇りガラスに変わり、 沿線のプライバシーを保つようになって います。 シンガポールの AGT ブキットパンジャ ン線にも同じ理由で瞬間曇りガラスが 採用されています。 AGTは、道路の中央分離帯に柱を建てて、 その上に軌道を載せる構造のため、 沿線の住居との距離が近くなりがちです。 このようなところに瞬間曇りガラスが 威力を発揮します。 AGTは騒音や振動だけではなく、 プライバシーの面でも沿線住民と良好な 共存関係を保つための仕掛けを いろいろと持っています。
- グッドデザイン賞を受賞したAGT
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は グッドデザイン賞を受賞したAGT です。 「社会をよくするデザイン」の推進、 啓蒙を掲げ、1957年に創設された グッドデザイン賞。 2014年、ゆりかもめの7300系が、 「来るべき社会の礎を築くデザイン」に 授与される「未来づくりデザイン賞」 という特別賞を受賞し、 AGT 車両が生まれ変わったことが広く 知られるようになりました。 ゆりかもめ7300系に続き、 2016年にはニューシャトル2020系が 受賞しました。 第1世代の AGT でも1994年に 運行開始したアストラム6000系は、 車両、駅、軌道の統合的デザインが 評価され、グッドデザイン賞の金賞を 受賞しています。 そして第2世代のアストラム7000系も 受賞しています。 昨今のグッドデザイン賞は、 意匠デザインだけにとどまらず、 優れたサービスやコンセプトも重要な 評価対象となっており、 AGTのデザインの方向性に大きな影響を 与えています。
- 地上区間があるシーサイドライン
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は 地上区間があるシーサイドライン です。 AGT は高架軌道が一般的ですが、 日本の西武山口線、フランスのオルリー 空港線が地上軌道の路線として知られて います。 ヨットハーバーに隣接したアウトレット モールに買い物に行くのに私もよく利用 するシーサイドラインも、 並木北駅が地上駅で、その前後の軌道が 地上軌道となっています。 並木北駅以外は、 全て高架駅となっていますが、 並木北駅が地上に設置できたのは、 並木北駅を挟んで北隣の鳥浜駅と南隣の 並木中央駅の間に軌道と交差する道路が なかったことによります。 もちろん、他の駅のように高架駅として 何ら問題はなかったのでしょうが、 地上軌道とすることで 少しでも建設コストを下げ、 より早く黒字化するための施策と 伺っています。 駅の西側に広がる並木団地と並行して 走る高速道路、一般道路、シーサイド ラインの三本の交通網と その東側に広がる幸浦工業団地とは 厚いグリーンベルトで隔てられ、 並木団地の静かな環境が保たれています。
- 日本のAGTと海外のAGTの相違点(給電線)
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は、 日本のAGTと海外のAGTの相違点(給電線) です。 一般的に電車は、 車両の上に張られたケーブル状の架線 から電力を取り込んで走りますが、 AGTでこのような給電方式をとるものは なく、 全て車体より下の位置に設置された レール状の架線から電力を取り込む 方式を採用しています。 AGTの給電方式において、 日本のAGTと米国の AGT はどちらも 車体より下の位置に架線がある点は 同じですが、 分岐部で日本の AGT は架線が固定され て動きませんが、 米国の AGT はガイドと一緒に架線が 動く点が異なります。 米国の AGT が採用している 動く架線のメリットは、 大変コンパクトな点にありますが、 信頼性は劣るようです。 それに対し、 日本の AGT が採用している架線は、 動く箇所がありませんので 信頼性が非常に高いというメリットが あります。 シンガポールには、米国の AGT の ブキットパンジャン線と 日本の AGT のセンカン・プンゴル線が ありますが、信頼性の高さで、 日本の AGT が米国の AGT を上回って いるようです。
- モケットからトリコットに変えて輸送力アップ
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は モケットからトリコットに変えて輸送力 アップ です。 皆さんは、モケットとかトリコットとか の生地の名前をご存じでしたか。 自動車の座席の表皮には一般的に しなやかで吸湿性に優れたトリコット生 地が使われています。 それに対し、電車の座席の表皮には、 長い間、モケット生地が使われて きました。 モケット生地は、毛足が長く、 耐久性に優れているので、 頻繁に座ったり立ったりが繰り返される 電車や路線バスのシート用表皮として 使われています。 ゆりかもめ7300系は、 コミケなどイベント開催時の輸送力の 確保に対応するため、車両の軽量化に ついて様々な取り組みがなされました。 座席の表皮についても毛足が長く、 重量のあるモケットから軽量の トリコットに変更されました。 1シート当たりの軽量化は僅かでも、 20席以上となると、1両当たり約50㎏ 車両が軽くなり、1編成で約5人の 輸送力のアップにつながります。 トリコット生地の採用によるシートの 軽量化は、更に輸送力の要求のシビアな 日暮里・舎人ライナーの330形に受け 継がれ、混雑緩和に役立っています。
- ニューシャトルのヤドカリ軌道
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は ニューシャトルのヤドカリ軌道 です。 日本の AGT は、 道路の中央分離帯に柱を立てて、 その上に高架軌道や駅を設置するのが 一般的です。 そんな中で、ニューシャトルは、 東北新幹線と北陸新幹線が並んで走る 軌道の基礎の両脇にカンチレバーを 出して、それぞれに AGTの上り線と 下り線の軌道を載せるといった ヤドカリ状態のユニークな構造をして います。 軌道桁には、一般的に用いられる コンクリートの代わりに鉄骨が使われて おり、重量を軽くするとともに建設費を 下げるための工夫が凝らされています。 駅は、地上から伸びたパイプに支えられ 軌道とは切り離されたコンコースのない シンプルな構造をしています。 このような軌道と駅の構造は、 高速鉄道だけでなく、高速道路でも 可能です。 高架の鉄道や道路の両脇に AGT軌道を 通して建設費を大幅に低減した ニューシャトルの事例は、 途上国向けの AGT 形式として アピールできるものと思います。
- AGT車両が軽い理由とそれがもたらすメリット
AGT研究所の増川です。 AGTブログへ、ようこそ。 今回取り上げる話題は AGT車両が軽い理由とそれがもたらす メリット です。 AGTは、ゴムタイヤの車輪を使うので、 4本のゴムタイヤで満員の乗客と車体を 支える必要があります。 そのため鉄道車両に比べて車両長を短く して全体重量がタイヤの許容値以内に収 まるように計画されています。 一方、鉄道車両は、踏切でトラックと 衝突しても運転士と乗客が受ける ダメージを最小にするために、車体の 前面を頑丈に補強していますので、 その分、重量が重くなります。 それに対しAGTは、無人運転を行うため に踏切がないことが前提のシステムとな っています。 そのため、鉄道車両のようにトラックや 自動車との衝突を考慮する必要がなく、 その分車体を軽く作ることができていま す。 また、車体の長さが鉄道車両の半分程度 しかないので、満員の乗客が乗った際の 車両中央のたわみ量を抑えるための補強 が鉄道車両ほどにはいらないという点も 軽量化に寄与しています。 車体の断面の大きさがゆりかもめとほぼ 同じリニア地下鉄の車両重量は 約25トン/16.5mあるのに対し、 ゆりかもめは約11トン/8.5mです。 単位長さで比較するとAGTは鉄道車両に 比べ約15%軽いことがわかります。 ラッシュ時間帯以外の乗客の少ない 時間帯では、車体の重量が消費電力量に 大きく影響します。 車体の軽いAGTはリニア地下鉄などの 都市の鉄道路線に比べ消費電力が少なく てすむという特徴があります。











