逃げられる安心。AGTの非常脱出システム
- agtinstitute21
- 10月24日
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
逃げられる安心。AGTの非常脱出
システム
です。
もし走っている電車の中で、
突然テロや火災が起きたら――。
考えたくない状況ですが、
実際に2003年の韓国地下鉄火災では
197人が犠牲となり、2021年の
京王線でも放火事件が発生しました。
そんなとき、
生き延びるために何より大事なのは
「いかに早く外へ逃げられるか」です。
日本のAGTには、
先頭部に非常脱出口が設けられています
(例外はユーカリが丘線)。

乗客が非常コックを操作すると、
列車は急停車し、架線の電気も遮断され
ます。扉を開けて非常階段を降りれば、
そのまま走行路の上を歩いて最寄り駅へ
避難できる仕組みです。


一度外に出てしまえば、
駅まで自分の足で歩ける――。
この「シンプルで確実な逃げ道」が
AGTの強みです。
一方、モノレールでは、反対車線に
横付けした車両に乗り移るか、
車内にあるシューターを使って地上に
降りるか、消防署のはしご車の到着を
待つしかありません。
密閉された空間から大勢がスムーズに
脱出できる仕組みは、公共交通にとって
命を守る最後の砦。
同じ高架を走るモノレールと比べても、
AGTが「逃げやすさ」に優れている
ことは、大きな安心材料だといえます。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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