踏切だらけのLRT、踏切ゼロのAGT
- agtinstitute21
- 6月13日
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
踏切だらけのLRT、踏切ゼロのAGT
です。
都市部では踏切による交通渋滞や事故を
防ぐため、高架化や地下化が進められて
きましたが、地方では今も多くの踏切が
残され、痛ましい事故が後を絶ちません。

そんな中、最初から「踏切のない前提」
で設計された交通システムが存在します。
それが、AGTやモノレールです。

反対に、路面電車は道路を走る関係上、
踏切のような交差が多く、必然的に事故
リスクが高まります。
2013年度の数字ですが、日本の路面電
車19社の年間事故件数は、人身事故2件
を含め68件に上ります。
路面電車は、バリアフリーな乗り物です
が、とっさの時に自動車のように
ハンドルを切ってかわすことができず、
急ブレーキだのみなので常に人身事故
発生の可能性が付きまといます。

一方、AGTは軌道と人の動線が完全に
分離されています。フルハイトのホーム
ドアが常設され、車両は全自動・無人で
運行されるため、踏切事故はもちろん、
人身事故も起こりにくい構造です。
日本最初のAGT、ポートライナーが
開業してから40年以上たちますが、
その間、死亡事故ゼロで、きわめて
安全な輸送サービスを提供し続けて
います。
「人身事故の起きない鉄道」は夢では
なく、AGTというかたちで実現されて
いるのです。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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