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質と量の両面で行った日暮里・舎人ライナーの混雑緩和対策

  • agtinstitute21
  • 1月2日
  • 読了時間: 2分


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

質と量の両面で行った日暮里・舎人

ライナーの混雑緩和対策

です。


朝の通勤時間帯、「列車が来ても乗れず、

次の便を待つ」。

かつての日暮里・舎人ライナーでは、

そんな光景が毎日のように見られました。

コロナ前の混雑率は180%超。

一般的な鉄道が150%以下を目標にして

いた時代に、突出した混雑ぶりでした。



この事態を変えるため、都交通局は

車両の“質”と“量”の両面から攻め

ました。

まずは、300形(写真上)に替わり

320形(写真中)、330形(写真下)が

混雑緩和対策として開発されました。

































この二つの車両は徹底した軽量化と

従来のクロスシートを廃してオールロン

グシート化により立ち席スペースを大幅

に拡大しました。


従来の300形1編成の定員は245人。

対して320形は259人、330形は262人。

数字だけ見ると「十数人の差」に見え

ますが、330形は立席スペースを最大化

できるよう軽量化を徹底。

その結果、満車条件の輸送力では

300形より約100人多く運べる車両へと

進化しました。

座席も13席増え、快適性も向上して

います。 


さらに編成数そのものも大幅に増えまし

た。

2019年は300形12編成・320形1編成

・330形1編成の計14編成で、

1日約9万1千人を運んでいました。

2024年には 330形15編成、320形1編

成、300形4編成の計20編成体制 に拡大。


輸送力は編成数で1.4倍、定員数増を

加味した延べ定員では1.5倍に増強され、

約9万6千人の利用に対応しています。



「車両の改良」×「編成数の拡大」と

いう“質”と“量”の両面で

混雑の大幅緩和を図りました。


小さな車体でこまめに走る――これが

AGTの持ち味ですが、その弱点である

混雑にも丁寧に向き合い、

着実に改善してきたのが

日暮里・舎人ライナーの歩みです。


次回のAGTブログもお楽しみに!


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