日本のAGTが変える空港APM――仁川空港
- agtinstitute21
- 7月18日
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
日本のAGTが変える空港APM――仁川空港
です。
世界の空港ランキングで常に上位に名を
連ねる韓国・仁川国際空港。その利便性
の裏に、日本のAGT技術が大きく貢献して
いることをご存知でしょうか。
2008年、仁川空港では第1ターミナルと
コンコースAを結ぶ全長0.9kmのAPMが
地下に導入されました。
この路線に採用されたのが、三菱重工製の
「クリスタルムーバー」です。
3両編成の車両がシャトル運転を行って
いましたが、2018年には、韓国の宇進
産電が製作した車両を増結し、4両編成・
定員272と輸送量アップを図っています。

2018年には第2ターミナルの開業に伴い、APMはコンコースから1.5km先まで延伸。搭乗ゲートは計111に増え、世界有数のハブ空港としての地位をさらに強固なものとしました。

この延伸部のAPMは韓国の宇進産電が
供給しました。
宇進産電はこの経験をもとに、インドネ
シアのスカルノハッタ空港のAPMも供給
しています。
国際空港向けAPM市場では、三菱重工と
ボンバルディアによる二強体制に、韓国
の宇進産電が新たに加わり、競争がます
ます激化しています。
三菱重工は、長年にわたる運行・保守の
実績を武器に、技術と信頼性で競争他社に
挑んでいます。
空港の“動脈”を担うAPM市場が、今後
どう進化していくのか注目されます。
次回のブログもお楽しみに!
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