天井裏の22mmが拓く「都市のゆとり」 ― コンパクトさと快適さを両立する超薄型照明の革新
- 1 日前
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AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
天井裏の22mmが拓く「都市のゆとり」
― コンパクトさと快適さを両立する
超薄型照明の革新
です。
AGTの車内に一歩足を踏み入れたとき、
ふと天井を見上げてみてください。
そこには、凹凸のない滑らかな面が
広がり、眩しさを抑えた優しい光が
空間を包み込んでいます。
この圧倒的な開放感を支えているのが、
今回ご紹介する厚さわずか22mmの
「超薄型LED照明」です。

AGTのトンネルの高さは走行面から
わずか3.5メートルと、非常にコンパク
トに設計されています。
走行面から車両の床までの高さは、
約1.1メートルありますので、
車両床から屋根までの高さを
2.2メートル以下に抑える必要がありま
す。
その限られた空間の中で「乗客の頭上の
余裕(ヘッドクリアランス)」を
1mmでも確保したいという切実な課題が
ありました。
そのため、照明メーカーと車両メーカー
が協力し、LED光源を端部に配置して
反射板と拡散フィルムで光を回す
「エッジライト方式」を初めて車両に
採用しました。
これにより22mmという極限の薄さと、
LEDの粒が見えない均一な面発光という
、美しさと機能性の両立に成功したので
す。

なぜ、これほどまでに薄さにこだわる
のでしょうか。
視点を街全体に広げてみると、
この22mmが持つ「社会的な価値」が
見えてきます。
AGTの採用によってトンネルを小さく
できるということは、都市部での建設
コスト削減や工期の短縮に直結します。
つまり、超薄型照明は、都市インフラを
スリムにするという「社会の合理性」と、
25㎜しかない天井裏スペースに埋め込む
ことによって、天井の滑らかな仕上がり
を実現し車内を広く保つという
「人の快適性」という、相反する二つの
要素を繋ぐラストピースなのです。
ゆりかもめ7300系で初採用されたこの
技術は、その後、ニューシャトル、
日暮里・舎人ライナー、アストラム
ラインなど、全国のAGTへと広がって
います。
限られた空間を機械のためではなく
「人のため」に開放する。
この22mmの革新は、今日も都市の空を
少しだけ広く、そして明るく照らし
続けています。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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