中央に集まった5つの丸-330形のロボットフェイスの秘密
- agtinstitute21
- 10月17日
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
中央に集まった5つの丸
-330形のロボットフェイスの秘密
です。
一般的な鉄道車両の前照灯は左右に離れ
、標識灯も同じ位置に配されます。
しかし、日暮里・舎人ライナー330形は
違います。
前照灯も標識灯も、そして軌道監視カメ
ラまで、すべてが全面中央にぎゅっと
集められているのです。

前照灯が白色ロービーム、後部の標識灯
が赤色を点灯させて運行しています。


これだけでも珍しい配置ですが、
32編成からは前照灯の外周にリング状の
ライトが追加されました。

これは、夜間に車庫へ戻らず終点の
見沼代親水公園駅で停泊する際、
車両の存在を示すために灯し続けるもの
です。
暗闇に浮かぶ白い輪は、330形の顔に
近未来的な印象を添えます。混雑率の
高さを解消するために増車が進むなか、
車両基地に入りきれない編成が夜間、
駅に泊まるケースにも対応できる工夫で
す。
正面に集まった前照灯と標識灯、
監視カメラ、それにリングライト。
これらが生み出す330形の“ロボット
フェイス”は、ただの個性派デザイン
ではありません。
無人運転のAGTだからこそ、機能と
未来感を融合させた顔立ちなのです。
日暮里・舎人ライナー330形は、
都市の足として静かに走りながら、
その正面デザインで「次世代の交通」を
大胆に語りかけています。
駅で出会ったら、ぜひ一度、その目と
見つめ合ってみてください。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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