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ニューシャトルの「ヤドカリ軌道」が拓く未来の都市

  • 8 時間前
  • 読了時間: 2分


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

ニューシャトルの「ヤドカリ軌道」が

拓く未来の都市

です。


巨大な新幹線の高架が街を貫くとき、

そこには騒音や分断といった課題が

生じます。

ニューシャトルは、まさにその新幹線

建設における地域への補償と利便性向上

を目的として、

新幹線と同時に計画・施工されました。

国家プロジェクトとしての「大動脈」

と、地域の足としての「毛細血管」を

一つの構造体に統合するという、

高度な社会的・技術的解決策でした。


新幹線の橋脚を見上げると、

そこには当初の設計段階からAGTを

支えるためのカンチレバーが力強く

突き出しています。














AGTの軌道桁にはコンクリートではなく

鉄骨を採用することで軽量化を図って

います。














また、駅舎を軌道から切り離し、

地上から伸びるパイプで支える

独立構造としたのも、新幹線の振動を

駅に伝えず、かつ限られた空間で

双方の機能を両立させるための緻密な

配慮が施されています。














この「最初から一体で造る」という

思想は、現代の都市開発において大きな

示唆を与えます。

新幹線や高速道路の計画段階から、

その構造物の一部にAGTの走行スペース

を組み込んでおくことで、後から土地を

買い直すことなく、建設費を劇的に抑え

た公共交通の導入が可能になります。

これは、限られた予算で都市機能を

最大化しなければならない途上国に

とっても、極めて有効な先進的モデル

と言えるでしょう。


ニューシャトルの「ヤドカリ軌道」は、

単なる物理的な工夫ではなく、

地域社会との共生を形にしたものです。

既存の、あるいはこれから造られる

巨大インフラを「単一の目的」で終わら

せず、複数の価値を重ね合わせる。

この持続可能な一体開発の精神こそが、

成熟した都市が目指すべき公共交通の

姿なのかもしれません。


次回のAGTブログもお楽しみに!

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