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なんでドアの数が違うの? AGTにワンドア車とツードア車がある理由

  • agtinstitute21
  • 7月25日
  • 読了時間: 2分
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AGT研究所の増川です。AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

なんでドアの数が違うの? 

AGTにワンドア車とツードア車がある

理由

です。




ゆりかもめに乗っていたら、「あれ、

ドアが2つある」と気づいた方もいる

かもしれません。実は、AGTには、

ワンドア車とツードア車の2タイプが

あるのです。でも、なぜそんな違いが

あるのでしょうか?


現在、日本のAGTでは、ゆりかもめと

日暮里・舎人ライナーがツードア車を

採用しており、それ以外(横浜シーサイ

ドライン、六甲ライナー、ポートライナ

ーなど)はワンドア車です。

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最初にツードア車が登場したのは、

1995年に開業した「ゆりかもめ」。

それまでの限界寸法を遵守しながらも、

車体を少し大きくし(幅2.3m→2.5m、

長さ8m→8.5m)、車内の容積を約15%

増やしました。同時に、ドアも片側1か所

から2か所に増やしています。

 


ドアが増えると、ラッシュ時の乗り降り

がスムーズになり、駅での停車時間が

短くなるため、ダイヤの乱れが起き

にくくなるというメリットがあります。

また、ドア周辺の立ち席スペースが

増えることで、輸送力も向上します。


AGTの新路線計画があったら、

輸送力に余裕のあるツードア車が

選ばれる可能性が大きいと思いがち

ですが、実はそうとも限らないのです。

ドアはAGTにとってトラブルの原因に

なりやすい箇所。急いで飛び乗ろうと

する人と接触したり、キャリーバッグが

挟まったりすることで故障が発生する

ことがあります。特にAGTは無人運転で

あるため、駅係員の対応なしに復旧する

には時間がかかり、定時運行に支障が

出やすくなります。

そのため、あえてトラブルのリスクを

減らすためにワンドア車を選ぶという

考え方もあるのです。

輸送力を優先すればツードア車、

安全・信頼性を重視すればワンドア車——

という選択が、運行事業者の間で検討

されているようです。

無人運転というAGTならではの特性が、

こんなところにも影響しているのですね。

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次回のAGTブログもお楽しみに!

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