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なぜ「AGTは建設費が高い」と思い込まれているのか? ― 国内外の事例に学ぶ「地上軌道」のコスト削減効果

6 時間前
読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

なぜ「AGTは建設費が高い」と思い

込まれているのか? ― 国内外の事例に

学ぶ「地上軌道」のコスト削減効果

です。


AGTの導入が議論される際、

必ずと言っていいほどネックになるのが

「LRTより高い建設費」です。

そして、その要因の多くは

「AGTは高架軌道で作るものだ」

という固定観念にあります。

しかし、本当にすべての区間を高架に

する必要があるのでしょうか。

この先入観を見直すだけで、

建設費を劇的に抑えられる可能性が

あります。


その具体的な実例が、

横浜シーサイドラインの並木北駅周辺

(鳥浜駅〜並木中央駅間)にあります。

大部分は高架を走るシーサイドライン

ですが、この並木北駅とその前後の

軌道は地上に敷設されています。













理由は非常にシンプルで、この区間に

軌道と交差する道路がなかったためです

。

あえて高架駅にせず、地上軌道・地上駅

を選択したことで、

建設コストを抑制し早期の黒字化を

果たす要因となりました。


こうした地上軌道の採用は、

決して珍しい例外ではありません。

国内では、西武山口線(レオライナー)

がほぼ全線で、山万ユーカリが丘線も

全線の約3分の1で、同様に道路との

平面交差を避けた地上軌道が採用されて

います。

さらにフランスのオルリー空港線は

全線が地上軌道です。













また、AGTではありませんが、

メキシコシティのゴムタイヤ地下鉄は

多くの区間で地上軌道を採用し、

交差する道路側をアンダーパスにする

ことで、軌道、駅の建設コストを低減し

ています。












AGTの最大の強みは「専用軌道による

定時性、速達性と安全性」です。

しかし、それを実現するための手段は

高架化だけではありません。

周辺の道路環境に応じて、敷地に

ゆとりがある場所は地上を走り、

交差する部分だけ道路側をアンダーパス

にする。

こうした柔軟な「地上軌道・地上駅」の

組み合わせは、都市交通インフラの建設

コストを抑制する極めて有効なアプロ

ーチです。

これこそが、これからの時代に

持続可能で導入しやすい都市交通を

実現するために欠かせない視点では

ないでしょうか。


次回のAGTブログもお楽しみに!

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