なぜAGT車両は「グッドデザイン賞」の常連となったのか? ― 単なる“移動手段”を超えたデザインの進化

AGT研究所の増川です。
AGTブログへようこそ。
今回取り上げる話題は、
なぜAGT車両は「グッドデザイン賞」の
常連となったのか? ― 単なる“移動手
段”を超えたデザインの進化
です。
新交通システム(AGT)と聞くと、
かつては効率や機能を最優先した
「無機質な移動機械」という印象を
持つ人が少なくなかったかもしれません。
しかし現在、AGTはグッドデザイン賞の
常連となり、都市の景観や市民生活に
新たな価値をもたらす存在として高く
評価されています。
なぜAGTは、これほどまでにデザイン性
を認められるようになったのでしょうか。
その大きな転機となったのが、
2014年にグッドデザイン賞の特別賞で
ある「未来づくりデザイン賞」を受賞し
たゆりかもめ7300系です。
この受賞は、「これからの社会の礎を
築く交通インフラ」としてのAGTの
可能性を広く示し、その後の第2世代
車両へ強い影響を与えました。

例えば、2016年に受賞したニューシャ
トル2020系では、車体断面を6角形に
設計することで、限られた車体サイズの
中で車内スペースを最大限に確保する
ことに成功しています。

また、1994年に開通した第1世代の
アストラムライン6000系は、
車両単体だけでなく「車両・駅・軌道の
一体的なデザイン」が評価され、
1995年にグッドデザイン賞金賞を受賞
しました。

さらに第2世代のアストラムライン
7000系も、第1世代の象徴である
「山吹色」のシンボルカラーを継承しつ
つ、バリアフリー機能を強化した点が
認められて受賞を果たしました。
インフラとしてのアイデンティティを
守りながら世代を超えて進化し続ける
姿勢が、デザイン面でも実証されて
います。

近年のグッドデザイン賞の評価軸は、
見た目の美しい造形だけでなく、
利用者の利便性やバリアフリー、
持続可能なコンセプトへと広がって
います。
AGTの各路線で進む優れた車両への置き
換えは、単なる見た目の刷新ではあり
ません。
多様な人々が快適かつ安全に移動できる
都市空間を整えるという、
交通インフラが担う本質的な役割の
あらわれと言えます。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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