「ラストワンマイル」は遠すぎる― 超高齢社会に寄り添う「ハーフマイル」の知恵
- 5 時間前
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AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は、
「ラストワンマイル」は遠すぎる―
超高齢社会に寄り添う「ハーフマイル」
の知恵
です。
交通問題や物流の文脈で、
最寄りの駅から自宅までの区間を指す
「ラストワンマイル」という言葉を
よく耳にします。
しかし、都市の日常を歩く私たちにとっ
て、この「1.6km(ワンマイル)」と
いう距離は、本当に適切な基準なので
しょうか。
ワンマイル(1.6km)を普通に歩くと、
二十数分もの時間がかかります。
元気な若者ならまだしも、
高齢者や重い荷物を持つ人にとって、
20分を超える歩行はもはや移動という
名の「労働」です。
膝への負担や息切れを感じながら、
遠くの駅を目指す心理的ハードルは
決して低くありません。
対して、AGTの標準的な駅間距離である
「800m前後」はどうでしょうか。
これはワンマイルの半分、すなわち
「ハーフマイル」です。
歩いて10分ちょっと。
この距離なら、駅の気配を身近に感じな
がら、街の景色を楽しみつつ無理なく
歩き通せる「心地よい散策」の範囲に
収まります。
実は、AGTが長年守り続けてきたこの
800mという距離設定は、
図らずも未来の超高齢社会における
「最適解」を先取りしていました。
ワンマイル先の駅へ行くために自転車や
パーソナルモビリティを導入する議論も
盛んですが、最も本質的な解決策は、
インフラの側が「歩ける距離」まで歩み
寄ることではないでしょうか。
ハーフマイル(800m)ごとに駅がある。
その設計こそが、高齢者が社会とのつな
がりを諦めず、自らの足で歩き続けられ
る「優しい都市」の骨格となります。

これからの社会に向けて、既存の駅の
位置を、この「ハーフマイル」という
身体感覚を基準に見直していく必要が
あるように思います,。
「ラストワンマイル」から
「ハーフマイル」へ。
視点を少し変えるだけで、都市はもっと
歩きたくなる場所に変わるはずです。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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