ゆりかもめの省エネ軌道
- agtinstitute21
- 2023年6月30日
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AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
ゆりかもめの省エネ軌道
です。
ゆりかもめは、全長14.7㎞、16駅、 1日の利用者が約13万人の日本を代表 するAGT路線です。
ゆりかもめの各駅は、駅間の軌道の高さ よりも高い位置に作られています。
新橋-汐留間、竹芝-日の出間を除いた 途中駅の両端の軌道は、約30パーミル の坂で駅間の軌道とつながっています。



駅から出発するときは30パーミルの坂 を下って駅間の軌道に入り、隣の駅に 入る時には、30パーミルの坂を上って 駅に停止します。
駅を出て加速する区間に下り坂が あるので、平坦な場合より消費電力は 少なくて済みます。
次の駅で止まるための減速区間に
上り坂があるので、これまた平坦
の場合より、ブレーキの力は小さくて
済みます。
このような重力を利用した軌道構造の 採用により、ゆりかもめを運行するため の動力費は、ピーク時間帯で3分間隔、 オフピークでも5分間隔という多頻度で 運転されているにもかかわらず、 少なくて済んでいます。
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