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なぜAGTは「ビルの6階」を走るのか? ― 13mの高さに込められた都市の最適解

  • 1 日前
  • 読了時間: 2分


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は、

なぜAGTは「ビルの6階」を走るのか?

― 13mの高さに込められた都市の

最適解

です。


日暮里・舎人ライナーなどのAGTを利用

する際、私たちはまず階段やエレベータ

ーで高く上ります。

軌道の高さは地上約13m。

これは、おおよそビルの6階に相当しま

す。

上下移動が不要な路面電車(LRT)に

比べれば、確かに「乗るまでの心理的な

ハードル」は高いかもしれません。

しかし、この13mという高さには、

都市の機能を止めないための緻密な設計

思想が隠されています。























LRTの最大の魅力はアクセスの良さです

が、既存の道路に敷設する場合、

どうしても自動車の車線を削ったり、

信号待ちによる遅延のリスクが生じます。

一方でAGTは、道路の上の未利用空間を

有効活用します。

例えば、ほぼ全線が国道58号線

(尾久橋通り)の上を走る日暮里・

舎人ライナーのように、下を走る

自動車の交通量を1台分も減らすこと

なく、かつ信号に左右されない

「別次元の交通路」を確保することが

できるのです。

この空中の有効利用こそが、過密化する

都市において「既存の道路を使った

物流」と「通勤・通学の公共交通」を

同一空間で共存させるための、最も誠実

な回答なのです。


「上る」という一時の負担を引き受ける

代わりに、AGTが提供するのは、

LRTには真似できない圧倒的な輸送量、

定時性、そして速達性です。

さらに、完全無人運転という特性は、

深刻な運転士不足に悩む現代において、

イベント時の柔軟な増発や安定した

運行を約束します。

身体的な「近さ」よりも、

生活の基盤としての「揺るぎない信頼」

を優先する。

それが、空港連絡線や都市の基幹路線

としてAGTが選ばれ続ける理由です。


上下移動のないLRTの優しさも一つの

正解ですが、街全体の血流に影響を

与えずに、高いクオリティのサービスを

維持し続けるAGTの知恵もまた、

都市を支えるホスピタリティの一つの

形です。

次に駅の長い階段を見上げたときは、

思い出してください。

その13mの高さが、今日も街の交通を

スムーズに流し、あなたを時間通りに

目的地へ運ぶための「空間構造」に

なっていることを。


次回のAGTブログもお楽しみに!

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