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なぜ最新のAGTは「座席の下」を空けたのか? ― リュック時代の混雑を解く最適解

  • 13 時間前
  • 読了時間: 2分


AGTブログの増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は、

なぜ最新のAGTは「座席の下」を

空けたのか? ― リュック時代の混雑を

解く最適解

です。



1980年代、AGTが産声を上げた頃、

日本の通勤風景に「リュックサック」は

存在しませんでした。

ビジネスマンは手提げ鞄、学生は肩掛け

鞄。

そんな時代に設計された初代AGTの

車内には、当然のように「荷棚」という

概念もありませんでした。

しかし、2000年代以降の

「リュック通勤」の爆発的普及は、

車体の小さなAGTにとって、

死活問題とも言える混雑をもたらした

のです。


第2世代車両が挑んだのは、

限られた空間の再定義でした。

注目すべきは、座席の下です。

かつてはデッドスペースとして

「機器類」が詰め込まれていたこの

場所を、最新の第2世代(ゆりかもめ

7300系やニューシャトル2000系など)

は、機器を車端部へ移設することで

「荷物置き場」として開放しました。


























さらに、車体断面を大江戸線などの

リニア地下鉄並みに拡大することで、

頭上には車両の全長にわたる荷棚を確保。














この「上と下」の同時攻略が、

リュックやスポーツバッグによる

混雑を劇的に緩和したのです。


これは単なる設備の追加ではありません。

鉄道車両に比べて小ぶりなAGTが、

その制約を乗り越え、標準的な通勤電車

と同等のホスピタリティを手に入れまし

た。

かつて六甲ライナーやアストラムライン

が、荷棚の代わりに車端にある腰高の

機器箱の上を荷物置き場として提供して

いたような「ささやかな配慮」は、

いまやシステム全体の「標準的な設計

思想」にとってかわられました。



荷棚に置かれたリュックの一つひとつが、

車内の立席スペースを数センチずつ

広げています。

次に最新のAGTに乗るときは、ぜひ

座席の下や頭上の棚を見つめてみて

ください。

そこには、時代の変化を敏感に捉え、

限られた空間から「乗客のゆとり」を

捻り出した、インフラの誠実な工夫が

息づいています。


次回のAGTブログもお楽しみに!

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