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なぜ同じ新交通システムなのに「座席の並び方」が違うのか? ― 沿線の暮らしを映すシートアレンジの進化

10 時間前
読了時間: 2分


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

なぜ同じ新交通システムなのに

「座席の並び方」が違うのか?

― 沿線の暮らしを映すシートアレンジ

の進化

です。


ゆりかもめ、ポートライナー、シーサイ

ドライン――全国のAGTを乗り比べた

とき、路線によって座席の並び方が

大きく異なることに気づきます。

この「シートアレンジ」の違いには、

各沿線が抱える地域の課題や利用者の

ライフスタイルの変化がくっきりと

反映されています。



第1世代のAGTは、コンパクトな車体で

一人でも多くの乗客を運ぶことが最優先

され、立席スペースを広く確保できる

ロングシート配列が主流でした。

(※レオライナーやゆりかもめのボック

スシート、日暮里・舎人ライナーのセミ

クロスシートといった一部の例外を除き

ます)

しかし、都市の発展とともに沿線ごとの

利用目的が多様化し、従来の「画一的な

座席配置」では十分に対応しきれなく

なっていきました。


新型車両(第2世代)の導入にあたり、

各路線はそれぞれの地域特性に応じた

独自のシートアレンジを追求し始めまし

た。

金沢シーサイドライン・ニュートラム: 着席需要に応えるため、ロングシートの

半分をそれぞれ2人掛け、1人掛けの

クロスシートへ変更。

























ポートライナー:

2006年の神戸空港接続に合わせ、

大きなスーツケースを持つ旅行者が利用

しやすいよう、ドア周辺の立席エリアを

拡大。













六甲ライナー:

先頭車両の前方に3段のクロスシートを

設けて前面展望を楽しめる工夫をしつつ

、他はロングシートとして通勤輸送力も

維持。













ゆりかもめ:

東京ビッグサイトでのコミックマーケッ

トをはじめとする大規模イベント時の

激しい混雑に対応するため、

初期のボックスシートからオールロング

シートへ刷新。













ピーク時の混雑緩和を最優先する路線も

あれば、空港アクセスの利便性や観光

での眺望、ゆったりとした着席体験を

重視する路線もあります。

単に「人を運ぶ」道具から、沿線固有の

ニーズや経済活動にしなやかに応える

インフラへ――多様化するAGTのシート

配置は、都市交通が地域社会へ細やかに

配慮してきた進化の証といえます。


次回のAGTブログもお楽しみに!

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