AGTの運転席は何のため?
- agtinstitute21
- 2022年6月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月12日

AGTブログへ、ようこそ。
このブログは、AGTにまつわる さまざまなお話をしています。
今回とり上げる話題は、
AGT の運転席は何のため?
です。
自動車の世界では、自動運転の開発が 急ピッチで進められていますが、
AGT は40年も前から自動運転が 行われています。 AGT の軌道には、車も人も 入り込めないようになっているので、 そんな昔から自動化が可能でした。
日本に10ある AGT の路線の中で、 古い順に
ポートライナー、
ニュートラム、
シーサイドライン、
六甲ライナー、
ゆりかもめ、
日暮里・舎人ライナー
の 6 路線が、全自動無人運転の
AGT です。
どの路線も無人運転でありながら、
先頭部に運転席が設置されています。
通常、運転席の運転操作パネルは
蓋をされ、乗客が操作できないように
なっているので、 乗客は自由に運転席に座って
他の電車では味わえない景色を 楽しむことが出来ます。
全自動無人運転の AGT の運転席は、
自動運転システムに不具合があった場合に 係員が乗り込んで手動運転をしたり、 車両基地のなかの手動運転区間を
運転したりするために設けられています。
日本のAGTは、運転士が運転感覚を忘れないように 1日のうち何便かは、運転席に座って 手動運転をしています。
このやり方は、 海外のAGTでは見られない 日本独特のスタイルです。
備考 スケッチは、ゆりかもめ7300系の運転席を ベースにしたイメージです。
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