AGTの最高速度は60km/h
- agtinstitute21
- 2024年2月2日
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AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
AGTの最高速度は60km/h
です。
AGTは都市内交通システムとして生まれ ました。
最も路線長の長いアストラムラインは 全長18.4㎞に22駅が配置されています ので平均駅間距離は880m、約900m です。
これは、日本にある10のAGT路線の 平均駅間距離890mとほぼ同じです。
この駅間距離では、駅を出て最高速度 60㎞/hまで加速すると、惰行する間も なく減速して次の駅に到着するといった 運転パターンの走行が繰り返されます。
AGTに比べ駅間距離の長い鉄道車両は、 圧倒的に重い重量の車両を最高速度まで 加速するのに大量の電力を消費しますが 、蛇行運転区間を設けることによって 経済性を確保しています。
駅間距離の短いAGTは、惰行運転区間が ほとんどなくても車体が軽いことで 経済的な運転が行えています。

平均駅間距離約900mの都市内交通を 経済的に運行させるためにAGTの 最高速度は60km/hに設定されている という面もあるのです。
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