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雪とAGT

  • agtinstitute21
  • 2023年10月13日
  • 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は、

雪とAGT です。



日本で一番北にあるAGTは 埼玉県大宮にあるニューシャトル ですが、意外と積雪は少なく、 東京のゆりかもめの方が積雪量は 多いようです。 関西や広島でも積雪がありますので AGTの先頭部には降雪時に雪かきをする 樹脂製のブラシが取り付けられています。

走行路上に厚く雪が積もってしまうと 横に張られた架線からパンタグラフが 外れて走れなくなるため、降雪時は 走行路に雪が積もる暇を与えぬよう 運行本数を増やして頻繁にこのブラシで 雪を側溝に掻き出して雪が積もらないよ うにしますが、限度がありますので、 ブラシ以外の雪対策も施されています。


米国のアトランタにあるAPMは、 全線高架のため、 冬の積雪を溶かすために、

全線に渡り走行路にロードヒーターが 埋め込まれていています。

日本でも勾配区間や分岐部には

ロードヒーターを設置したり、 重要分岐部には、散水融雪装置を 設けている路線もあります。

AGTではありませんが、 同じゴムタイヤを用いる 札幌地下鉄南北線は 南平岸駅から真駒内駅までの4駅区間が 高架軌道となっていますので、 雪対策としてシェルターと呼ばれる ドームで覆われています。 このようにAGTは、地下軌道にしたり、 地上部をドームで覆うことで 雪国でも適用が可能なシステムなのです。

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