通勤車両の暖房はシート下のヒーターで決まり!?
- agtinstitute21
- 2024年9月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月31日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は、
通勤車両の暖房はシート下のヒーターで
決まり!?
です。
多くの通勤電車と同様にAGTでも
冷房設備は標準設置されていますが、
暖房機能はないのが一般的です。
特にAGTは、小型の車両で高頻度に
運行されるため、効率的な空調設計が
求められます。
では、どのような暖房方法が採用されて
いるのでしょうか。
AGTの車両では、電気ヒーターが
座席の下に設置されています。
第1世代の車両ではヒーター周りが
パネルで囲まれ、座席を直接温める
ようになっていました。
しかし、第2世代では、座席下にも
荷物が置けるようにパネルが取り除かれ、
ヒーターの暖気が車内全体に行きわたる
設計に変更されています。

AGT路線では駅間距離が短く、
頻繁にドアが開閉されます。
ドアが開くとドア開口の下半分から
冷たい外気が車内に入り込みますが、
座席に座っている人の膝から下は、
ヒーターの暖気で守られるようになって
います。
家庭用エアコンのように空調装置を
冷暖房兼用にすると、暖気は車内の
上の方にたまりやすく、
脚部を温めるのは難しくなります。
シンプルな技術ではありますが、
座席下の電気ヒーターは、車内の
暖房方式として非常に合理的です。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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