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見た目ほど安くは出来ないモノレール

  • agtinstitute21
  • 2024年3月15日
  • 読了時間: 1分

AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

見た目ほど安くは出来ないモノレール

です。



AGTの高架軌道を支える柱のピッチは 何メーターかご存じですか。

30メーターです。

 


それでは、モノレールの柱ピッチ

は何メーターでしょうか。

20メーターです。



モノレールの柱ピッチを30メーターに するには、現在の走行ガーターの高さを 1.5メータ-から2メーター以上にする 必要があります。



モノレールは走行路がシンプルで 首都高速のような軌道幅のAGTより 建設費が安いようにみえますが、 柱の数がAGTの1.5倍もありますので、 軌道を支える柱と土中の基礎工事費用が AGTの1.5倍かかります。

また、シンプルに見えるコンクリート製 の走行桁ですが、工場で厳しい精度管理 のもとで作る必要があります。 精度が低いと高速走行で振動が大きく なる可能性があります。

 


それに比べ、高架の自動車道路を作る のと同じ程度の精度ですむAGT軌道は、 現地の土木業者でも問題なく施工する ことができます。

モノレールの軌道が見た目ほど安くは できない理由はこんなところにあります。

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