消えたプラグドア
- agtinstitute21
- 2023年4月28日
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
消えたプラグドア
です。
恐らく皆さんは通勤列車の乗降ドアが 故障して開かない、閉まらないという 場面に出会ったことはないと思います。 それほど日本のドアの信頼性は高く保 たれています。
しかし、無人運転を行う AGT で
乗降ドアが故障すると、運転士も 車掌も乗っていないため、
車両基地から要員を派遣するので 復旧に時間がかかり、運転中の すべての列車が止まってしまうという 事態に陥いったりします。
ゆりかもめの7000系は、3次車までの 18 編成にプラグドアが使われていまし た。

プラグドアは、閉まると外壁がフラット
になり、スタイリッシュですので、
観光バスや LRT の乗降ドアによく使わ
れています。
しかしながら、プラグドアの故障が 多かったため、次の 7200 系からは 外吊りドアに変更されました。
その後にオープンした日暮里・舎人 ライナー300形でも、プラグドアが 復活することはありませんでした。

バスや LRT であれば、ドア故障の場合 、運転士が押したり引いたりして 復旧させることができる場合もあるで しょうが、無人運転のAGT の場合は それができないため、AGT のドアには より高いレベルの信頼性が必要だった という教訓をゆりかもめのプラグドアは 残したのでした。
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