姿を消したロールカーテン
- agtinstitute21
- 2024年11月1日
- 読了時間: 2分
更新日:4月13日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は、
姿を消したロールカーテン
です。
地下鉄の車内を見回してみて、
地上の電車の車内にはあるが、
地下鉄にはない“あるもの”の存在に
気づかれたことがありますか?
それが、今日のタイトルのロール
カーテンです。

かつて、まぶしい日差しを避けるために
ロールカーテンを下げた経験がある方も
多いでしょう。
しかし、最近ではその存在を見かけなく
なったと思いませんか?
今では、車内の快適さを保つために
UVカット効果や熱線吸収能力を備えた 特殊なガラスが使われています。 このガラスは、直接的な日光を遮る
だけでなく、車内の温度上昇も防ぎ、
エアコンの効率を上げる効果があります。
ロールカーテンを取り外し、熱線
吸収ガラスに切り替えた当初、
車内には「UVカットガラス」という
ステッカーが貼られていました。
これは、ロールカーテンがなくなった
ことに戸惑う乗客からの問い合わせを
想定しての対策でした。
慣れない変化に驚いた乗客もいたようで
すが、少しずつその効果を実感していく
うちに、違和感は薄れていきました。
日暮里・舎人ライナーは、路線の
ほとんどが南北にひかれているため、
晴れた日の午後は日没まで強烈な西日を
受けますが、熱線吸収ガラスだけで
快適に移動できています。
私たちが何気なく利用している交通
システムも、こうした細かな工夫で
少しずつ進化しているのです。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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