単線路線で持続可能に
- agtinstitute21
- 2023年5月19日
- 読了時間: 1分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
単線路線で持続可能に
です。
利用者の減った鉄道では、 複線を単線にすることで 経費削減を図った事例があります。
AGTの場合、10路線のなかで、
ユーカリが丘線と西武山口線の
2路線が単線軌道で、
残りの8路線が複線軌道です。
西武山口線の路線は、
両終点駅を車両が同時に出発して、
真ん中ですれ違うようになっています。

ユーカリが丘線の路線は、
ラケット型をしていて、
柄の付け根の部分にあたる駅で
車両がすれ違うようになっています。
西武山口線の一日の利用者は2千8百人、
ユーカリが丘線が2千1百人で、
どちらも3編成の車両で運営しています。(2018年統計データ)

1日の利用者が2~3千人程度の路線で
あれば、バスでも輸送可能ですが、
現在も軌道系の交通システムを採用して いるのは、バスに比べ、輸送キャパが大 きく、時間が正確であるなど移動の クオリティが高い点が沿線の価値を 高めているからです。
街のデベロッパーが建設し、運営して いるユーカリが丘線は、僅かですが 単年度黒字に至っていませんが、 ユーカリが丘の地価を高く保つ効果を 補って余りある働きをしていると言われ ています。
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