全自動無人運転と定時性
- agtinstitute21
- 2024年7月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年7月20日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
全自動無人運転と定時性
です。
時刻表通りの正確な運行は、
鉄道の大きな特徴のひとつです。
特に複数の鉄道を乗り継ぐ際、 乗換案内のアプリが機能するのは 車両の運行の定時性が確保されている からです。
一方で、駅では乗客の無理な飛び乗りや 荷物が挟まることで出発時間の遅延が 発生することもありますが、 これを運転士と車掌が迅速に対応し、 遅れを最小限に抑えています。
しかし、全自動無人運転のAGTでは 駅で発生した遅れが途中で挽回される ことなく、終点まで影響が続くことが あります。
全自動無人運転システムでは、 中央の監視室から車椅子利用者の乗降を モニターしながらドアの開閉時間を 調整することは可能ですが、
駅間走行時間の調整はマニュアル運転 ほど柔軟にはできません。 そのため、わずかながら定時性に影響が 出ることがあります。

(ゆりかもめの時刻表:ホームページから抜粋)
しかし、全自動無人運転の利点として、 JR尼崎線脱線事故のような運転士による 暴走のリスクがないため、安全性は高く 維持されています。 定時性がわずかに崩れることがあっても、 その影響は通常、非常に小さい範囲に とどまります。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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