フランスのAGTの大きな変化
- agtinstitute21
- 2024年2月9日
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更新日:2024年2月9日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
フランスのAGTの大きな変化
です。
フランスのAGTはレンヌ、トゥールーズ 、リオンの3地方都市にある6路線の 多くが地下鉄となっているのに比べ、 日本のAGTの地下鉄はアストラムライン の3駅分しかなく、高架軌道がほとんど
です。

フランスのAGTはVALシステムと呼ばれ る断面積の小さな車両を使って、 トンネル径を小さくすることで 地下鉄の工事費を下げることを狙った ものが使われてきました。

しかし2022年に開通した6番目の AGT路線レンヌb線は、車両の大きさをBombardierや三菱重工の海外向け車両と 同じ大きさの車両Neoval(新しいVALの 意)に変更したため、トンネルの断面積 や高架橋の幅もそれなりに大きくなって います。
パリの地下鉄をより少ない建設費で 地方都市にも実現するというコンセプト で作られたフランスのAGT路線ですが、 いくらトンネルの断面積を小さくしても 車内の居住性の低さを改善する必要に 迫られて方針を変えざるを得なかったと 思われます。
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