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ニューシャトルのヤドカリ軌道

  • agtinstitute21
  • 2023年11月24日
  • 読了時間: 1分

更新日:2023年11月27日


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

ニューシャトルのヤドカリ軌道

です。



日本の AGT は、 道路の中央分離帯に柱を立てて、 その上に高架軌道や駅を設置するのが 一般的です。


そんな中で、ニューシャトルは、

東北新幹線と北陸新幹線が並んで走る 軌道の基礎の両脇にカンチレバーを 出して、それぞれにAGTの上り線と 下り線の軌道を載せるといった ヤドカリ状態のユニークな構造をして います。


軌道桁には、一般的に用いられる

コンクリートの代わりに鉄骨が使われて おり、重量を軽くするとともに建設費を 下げるための工夫が凝らされています。


駅は、地上から伸びたパイプに支えられ 軌道とは切り離されたコンコースのない シンプルな構造をしています。


このような軌道と駅の構造は、 高速鉄道だけでなく、高速道路でも

可能です。


高架の鉄道や道路の両脇に AGT軌道を 通して建設費を大幅に低減した ニューシャトルの事例は、 途上国向けの AGT 形式として アピールできるものと思います。

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