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ゴムタイヤ地下鉄とAGTの違い

  • agtinstitute21
  • 2023年11月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月10日


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は、

ゴムタイヤ地下鉄とAGTの違い です。



札幌の地下鉄が、ゴムタイヤを使った システムであることをご存じの方から、.

同じゴムタイヤを使うAGTとの違いを

質問されることがよくあります。 ゴムタイヤ地下鉄とAGTは、

鉄輪の代わりにゴムタイヤを用いている ので、 鉄道では難しい急勾配に対応できる ところが共通の特長としてあげられます。

違うところとしては、 ゴムタイヤ地下鉄の台車は、鉄道と同じ 2軸構造になっているのに対し、

AGTは1軸ですので、ゴムタイヤ地下鉄 が1両を4軸で支えるのに対し、

AGTは2軸で支えているところが あげられます。


そのため、同じタイヤを使用した場合、AGT車両はゴムタイヤ地下鉄車両の半分

の荷重しか掛けることができません。


それでもAGTが1軸の台車としているのは、1軸だと最小回転半径を30m以下に できるからです。


これによって、AGTは交差点周りの建物 に影響を与えずに、90度方向を変える 高架軌道を敷設することができます。


2軸の台車ではそれができず、 カーブ周辺の建物を壊したり、

住民に立ち退きをお願いしたりする 必要がでてきます。

AGTは、既存の道路の上空スペースを 有効利用した路線計画が可能なシステム としてつくられています。

その点が、ゴムタイヤ地下鉄と大きく 違う点といえます。

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