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ゴムタイヤでもAGTの消費電力が少ないわけ

  • agtinstitute21
  • 2024年3月22日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年3月22日


AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

ゴムタイヤでもAGTの消費電力が少ない わけ です。



鉄道の鉄輪とレールの摩擦係数は

AGTのゴムタイヤとコンクリート走行路 の摩擦係数の約6分の1ととても大きな 違いがあります。



鉄道車両は、駅を出て加速し、 最高速度に達したらマスコンを ニュートラルにし、 惰行運転に切り替えます。 皆さんが自動車で高速道路を走る時、 100㎞/hまで加速してギアを ニュートラルに入れると 次第にスピードが落ちてしまうのは、 この摩擦係数の大きさが関係しています 。  AGTも摩擦係数は自動車と同じですので 、トップスピードでの惰行運転は得意 ではありません。



AGTの駅間距離は1キロ前後ですので、 加速が終わった後、トップスピードで 鉄道のように惰行運転をする区間は 殆どなく、 次の駅に止まるための減速に入ります。



摩擦係数が大きく違うことで

AGTの消費電力が鉄道に比べ非常に 多いと勘違いされることがありますが、 鉄道のように電力をセーブできる 惰行運転区間が、AGTではほとんどない ことと、車両自体の重量が鉄道車両の 半分程度と非常に軽いので消費電力が 鉄道より多いということにはなっていま

せん。

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