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なぜAGTだけが「無人」で走れるのか? ― 30mの高架から「歩いて逃げられる」という決め手

  • 6月26日
  • 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回取り上げる話題は

なぜAGTだけが「無人」で走れるのか?

― 30mの高架から「歩いて逃げられる」

という決め手

です。


45年前にAGTが登場した際、無人運転の

主目的は「人件費の削減」でした。

しかし現代、深刻な運転士不足が現実と

なり、無人運転は単なるコスト削減策で

はなく、インフラを「動かし続ける」た

めの生命線へとその意義を変えています。


実は、日本の鉄道の多くは「完全無人」

になれません。

地下鉄では、火災などの非常時に乗客を

誘導するスタッフの同乗が義務付けられ

ており、技術的には可能でも制度上

「運転士付き自動運転」にとどまって

います。

それでは、AGTと同じ高架を走る

モノレールはどうして無人運転が難しい

のでしょうか。

その理由は、高架からの脱出が乗客だけ

では難しいからです。

それに比べ、AGTは車両の前後に設けら

れた非常口や非常階段から乗客が軌道に

降り、軌道を歩いて近くの駅まで避難する

ことができます。

この「自力で安全に避難できる構造」

という具体的な設計の違いこそが、

完全無人運転を可能にする法的根拠と

なっているのです。














この「無人」の強みが最も発揮されるの

が、イベント時の増発です。

通常の鉄道なら何ヶ月も前から運転士の

シフトの調整が必要ですが、AGTなら

車両さえ整備されていれば、スイッチ

一つで柔軟に列車を増やせます。

運転士不足に悩むことなく、需要の波を

飲み込める機動力こそが、AGTの大きな

優位性です。


「無人」という選択は、決して冷たい

合理化ではなく、人手不足という社会課題

に対する誠実な回答です。

いつでも確実に走り続け、時代の変化に

寄り添う。

AGTの構造に秘められた知略は、

これからの都市インフラが生き残るための

重要なヒントを示しています。


次回のAGTブログもお楽しみに!

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