「広島にも地下鉄がある」って、本当?
- agtinstitute21
- 5月16日
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は、
「広島にも地下鉄がある」って、本当?
です。
ちょっと驚かれるかもしれません。
でも実は、広島にも地下鉄区間を持つ
路線が存在するんです。それが、日本の
新交通システム(AGT)として9番目に
誕生した「アストラムライン」。
アストラムラインは、広島市中心部の
3駅が完全な地下駅。4駅目が半地下駅
。残りの18駅は高架駅という、まさに
地下鉄と高架鉄道の組み合わせ」路線で
す。

AGTの地下鉄は、鉄道の地下鉄に比べて
“ある強み”があります。それは、
「トンネル径が小さい=建設費が安い」
ということ。小型の車両だから、
細いトンネルで十分なのです。
日本ではアストラムライン以外に地下を
走るAGTはありません。
しかし、フランスでは事情が違います。
リール、トゥールーズ、レンヌ――
これら3都市にある5路線のすべてが、
地下を走るAGTです。
フランスのAGTは「VAL」という
システム。開発したのはMATRA社。
特徴は「トンネル径を小さくすることを
コンパクト」に作られていることです。
その結果どうなったか?
車内はロングシートの前の立つスペース
もないほど窮屈!

このVALを使った韓国の議政府軽電鉄で
は、なんとロングシートを片側だけに
して、少しでも立ちスペースを確保する
工夫までしています。

これに比べると、日本のAGTは広々快適
。室内が広く、尚且つトンネル径も小さ
いという両方をうまくバランスさせた
乗り物と言えます。

次回のAGTブログもお楽しみに!
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